ファクターX
日本で、新型コロナウィルスによる感染者が、他国に比べると格段に少ない理由を、京都大学の山中伸弥教授は、「ファクターX」と名付けた。
このファクターXについて、研究されている順天堂大学教授の小林弘幸氏は、このファクターXを、概ね、2つに絞れたと言っている。
それは、「BCGワクチン」と、「交差免疫」なんやそうや。
アジア地域の各国では、ほとんどの国が、BCGワクチンの接種を義務付けられている。
ヨーロッパでは、1970年代にこれを止めた国が多く、その国にコビット19の蔓延が起きているというのやね。
同じ、ヨーロッパでも、珍しくBCG接種国であるポルトガルは、感染者数が、お隣のスペインの1/3。
それは、コロナに直接効くのではなくて、BCGを接種した人は、免疫訓練と呼ばれる、免疫の活性化の癖がついているのやそうな。
それと、アジアでは、SARSやMARSなどの過去のインフルエンザ系の似たようなウイルスが流行った経験がある。
それが、交差免疫と呼ばれる学習効果のようなものに役立っているというのやね。
つまり、別のウィルスの情報を記憶したT細胞というものが、体内にすでにあって、似たようなコロナウィルスにも、免疫的な効果があったようなんやね。
中国の武漢やら、中東など、コロナウイルスの発祥地は、アジアがほとんど。
これらのウィルスに対抗できるT細胞と呼ばれるものを持っている人が、アジアには多いということや。
どうやら、これが、比較的アジアでの新型コロナウィルスの感染者数やら、死亡者数が少ない原因のようやね。