ドイツの憂鬱 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

ドイツの憂鬱

 欧州の経済的な部分での優等生は、恐らく客観的に見て、ドイツやろう。そのドイツのメルケル首相が4度目の来日をした。

 

 中国重視を鮮明にしてきたドイツも、流石に、米中などの経済戦争の余波は免れず、自由貿易による経済発展の価値観を共有する日本とは、仲良くしておくメリットがあるからね。。日欧EPAの発効や、6月のG20サミットでの打合せの意味もある。。

 

 ドイツにとって、いま最も経済的な影響が大きいのは、何と言っても、中国や。多くのドイツ企業が、世界の工場である中国に進出し、その中国で製品を製造している。日本などの他の国と事情は同じ。。

 

 ただ、企業単独での進出を中国は認めないし、自社の多くのものづくりでの技術も、実質合弁会社の美辞麗句に乗せられて、惜しげも無く中国に差し出しているおかげで、中国は、当然支払うべきパテント料とか、特許料、先進技術について、実質、「ただ乗り」されてしまっている現状も、他の国と同じである。

 

 中国国内に作った工場で働く中国人は、2年もしたら、その製品を製造する技術を会得してしまって、平気で、中国資本の同業ライバル他社に再就職する。そして、そこで、ドイツの最先端技術で作られた製品と、寸分違わぬ製品を、模造生産してしまう。。

 

 そして、そのイミテーションが大量に安価に作られて、市場を奪われてしまう。。そんな寸法や。。さこで、最近は、中国へは、最新鋭の技術を必要とする製品の製作ラインは持ってこない防衛策に出ている。

 

 ただで、真似されては困るから、付加価値の高い高度な技術製品は、ドイツ国内から出さない作戦や。。当然の防衛策やね。。日本はドイツほど、これが徹底されてないし、日本企業は、産業スパイがやりやすい素地があるそうな。。

 

 日本もドイツと十分連携して、中国に知的所有権を守らせる仕組み作りを早急に進めた方がいい。ドイツと日本は、ある意味、技術立国でもあるから、運命共同体的な部分で、共闘する意義があるからね。。