タテカン
京都は、学生さんのまち。実に、京都の人口の10人に1人は学生さんで、この大学関係で飯を食っている人が全体の20%も居るという。この数字は、京都の観光産業従事者10%の倍ほども居る。。
この京都で、今話題になっているのが、京都大学付近に行くと見かける、立て看板。通称、タテカンである。特徴有る少し角張った大文字で描かれた文字とど派手な色。。
この看板を汚いから撤去したい大学当局。そうは、させじと、撤去に反対する学生さんたち。。。何か、ここだけ、時代が40年ばかり、スリップしたかのような雰囲気がある。。
学生運動、華やかりし頃の京都は、どの大学へ行っても、ゲバ棒にヘルメット被った学生たちがいて、政治に興味が無い、「ノンポリ」(ノンポリティカルの意)の学生たちを、自分のセクトに勧誘しようと、必死になっている。。。
そして、その学生運動をする人たちを、皆が、かっこいいと信じて疑わなかった時代やったんやね。。。
左翼に有らずんばインテリに非ず。。。大学の講義をボイコットして、朝から晩まで、学生運動。ピケやらデモやら、何でも活動して、社会に反抗することが、若者の特権と、信じて疑わなかった人たち。。。そんな時代やった。。
でも、その学生運動が下火になっていったのは、やっぱり、企業が学生運動をやっていた人たちを敬遠する傾向が強くなってきたからやなかったかな。。。
だから、そんな人たちは、国鉄やら、地方公務員やら、教師になるしか無かったのやね。。その人達がもう皆、定年退職している。最近多い高齢者のデモは、みんな、この時代の学生運動をしていた、左翼老人が中心なんやろうね。。
何せ当時、武闘派の学生運動をやっていた革マル、中核派なんて、暴力による政府転覆が活動目的なんやからね。。。
火炎瓶作って、他のアジトを襲撃したり、足抜けしようとする学生をリンチで殺してしまったり、異常なことやっとったからね。。今、沖縄の米軍基地の前とか、国会周辺で安倍辞めろデモやっているメンバーは、その筋なんやろう。。
ただ、時が流れて多くの大学では、学生運動は、死滅した。でも、京大だけはまだ、大学内での自主独立や、警察不介入。学内自治なんて言葉が強く残っている。。。
熊野寮という、ボロボロの学生アパート。ここが、未だに学生運動が残っている活動拠点になっとるそうや。。。
まぁ、京都の人たちは、学生さんのやらはることには、あまり口を出さない。。。自由な気風がこの大学の持ち味だから。。
あれこれ、規制や損得感情や、俗世の風が届かないところも京大の魅力。。。その良さが、優秀な人材を育ててきたってこと。。これを逆に誇りに思っているところがある。。
他の京都の大学では姿を消したタテカンも、京大のお膝元の百万遍交差点では、まだ現役や。。京都市が景観条例を作って、いろいろな看板を規制したり、料金を徴収したりしているいま。京大にも、景観を守れという流れが来ているのかもね。。。
まぁ、規制規制で、がんじがらめにするよりも、そのタテカンが文化になるぐらいの治外法権を認めてあげる方が、京都らしいのやないか。。。そんな気もするけどな。。。