勝者がない貿易戦争 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

勝者がない貿易戦争

 アメリカのトランプ大統領が、急に保護主義的な政策を実行しだした。もともと、この人は、アメリカンファーストを宣言して、大統領になった人だから、中間選挙を今年の秋に控えて、結果を出さないといけない。だから、このタイミングになったのやろうね。。

 

 米国に輸入される鉄やアルミに、高い関税を掛けて、中国などがやっている、政府が補助金を出してやっている安い鉄鋼製品の不公正な商慣習を止めさせよう・・という腹や。。

 

 中国製の鉄鋼製品が世界の鉄鋼市場を安すぎる価格で乗っ取るやり方にNOを示したい。鉄は軍需産業だから、米国内の鉄鋼業がダンピングのせいで、無くなってしまうと、安全保障上の問題もあるから・・・ということなんやろう。。。

 

 そして、もう一つ、中国は外国から特許や技術を買うやり方ではなくて、直接、中国国内に工場を進出されて、中国側と、合弁会社で運営するやり方しか進出を認めてない。。。

 

 このことは、海外からの投資と技術を国内に取り込める格好の口実になっていて、悪く言えば、海外の特許や技術などの知的所有権に、「ただ乗り」していると言ってよい。。。

 

 日本のJR東日本と川崎重工が、このやり方で、まんまと、中国に虎の子の日本の最新新幹線技術をパクられたことは、記憶に新しい。。。

 

 いまは、これを、そのまんま中国の独自技術だと特許申請されて、海外に中国製の高速鉄道技術だと称して、日本のライバルとして、やられてしまっている。。。

 

 私は、トランプのやり方は、少々強引過ぎるけど、国民からはある程度、支持される部分があると思うのやね。。。ビジネスは、最初、少々大きすぎる大げさなぐらいの押し込みが大事で、そこから、だんだん、落としどころを探す作戦が正攻法や。。。

 

 関税の変更などは、結構すぐに実行出来て、「よく効く」効果が出る。。。相手を、本気にさせるのはうまいやり方や。。。

 

 案の定、中国は対抗措置として、米国産大豆や豚肉などに、報復関税を課す。。。なんてやっとる。。。貿易戦争をするつもりかと、顔を真っ赤にして怒るのは勝手だが、もともとビジネスの世界では、しょっちゅう、価格競争の戦争状態を、平和裏にやっているようなもの。。熱くなった方が負ける。。

 

 その国の関税をいくらにするかは、国の主権でもあるし、それを不公正だと罵るのはなかなか難しい。。。損得で動くだけのことなんやから。。。

 

 ただ、これが、感情論になると、良くない事も起きる。。反日デモが、やらせで起こったり、国民感情のいがみ合いに発展したら、両方とも望まない状態になる。。

 

 世界がいろいろな意味でのパワーゲームで回っている。やれ、報復だ。戦争だと、けしかけるのは、本当の敗者への道になってしまうこと。。。アホやなかったら、判るはずやわ。。。