重い、重すぎる
昭和23年から平成8年まで、我が国には、優生保護法という、法律があった。
この法律は、優生的な見地から、不良な子孫の出生を防止する意味と、母性の生命健康を保護するという2つの意味があった。
ただ、不良な子孫って。。。障害を持って生まれてきた人の人権が、今ほど、重視されていなかった時代の遺物。。。という側面を持つのやね。。
つまり、遺伝的な疾患を持っている人には、不妊手術を施して、その人たちが、子孫を残せないようにする。。という、大変残酷なことが行われてきたのやね。。。
これって、国が、国民を、子どもを産んで良い人と、生んではいけない人とを、選別するってこと。。。でも、よく考えて欲しい。。この法律の適用範囲は、精神薄弱の人や、精神病の人たちまで拡大されて、幼い子どもが16500人も、本人の知らないうちに、生殖腺を切る手術を受けさせられていたのやね。。。
この法律って、「女性は子どもを産む機械」って、発言して、大バッシングされた大臣がいたけど、これに近い感覚の人が考える発想なんやね。。。人を人として、見てない。。。
障害のある人を、日陰者にして、自分はそうでないから、その人の身になれない。。。そんな、子どものような幼い考え方って、あってええのかね。。。
先日、60代の女性が、幼いときに不妊手術をされて、これが憲法違反だと、裁判で国を訴える案件が新聞を賑わしていた。
人間も動物だから、妊娠・出産によって、次世代の子孫を優性遺伝で残していくという、必要性は当然ある。。。でも、だからといって、遺伝に関係が無い精神病や精神薄弱の人まで、ごちゃまぜにして、命をつながせない・・・これって、ほんま、酷い法律やったんやね。。。
この法律は、平成8年に母体保護法という法律に変更されたけど、これまで、続いてきた優生思想というものは、根深く続いている。。。この残酷さったらありゃしない。。
私は、何度も性犯罪を繰り返すヤツらなんかは、不妊どころか、生殖行為不能の手術を、刑罰として施すぐらいなこと・・・という意見に賛成なんや。
だけど、そうではなく、何の罪もない、根拠の希薄な優生思想によって、人としての価値を亡きものにすることって、人として許されない、大罪やと思うのやね。。。
国がそこまで、国民に対して、酷いことが出来てええもんか。。。誰もが共生していくのに、こんな時代錯誤なことが、ついこの間まで認められてきたこと。。。これを恥じるべきやろうね。。。
出来損ないは、息絶えろってか。。。酷すぎるでそれは。。なんぼなんでも。。