トランプはなぜ戻ると言ったか
アメリカのトランプ大統領が、ボロクソに、捨て台詞を吐きながら、合意寸前まで行っていたTPPから、離脱を表明した。ところが、やっと今年、米国を除く11カ国でTPPが締結される段になっていきなり、復帰を検討するなんて言い出した。
トランプ大統領の選挙公約の中でもTPPの破棄は、目玉公約やったはずやのに、なんで、今更、前言を翻してきたのか。。
実は、これには理由があったのやね。。。もともと、多国籍間協定であるTPPは、多くの国が関わるから、ルールを決めるときに、必ずしも自国だけに有利な協定が作りにくい。。
二国間協定で直接やった方が、アメリカの我が儘が、押し通せるはず。。。と、思っていたのやろうね。。米国の影響力は、まだまだ大きいから、米国の我が儘に他の国は順わざるを得ない状況を、作り出すことが出来る。
ところが、バイの関係でいくら、アメリカンファーストなルールを押しつけることに成功しても、この枠組みから外れている国を縛ることは出来ない。。。つまり、それは、中国との関係や。。。
中国への貿易赤字の額が膨大過ぎて、その中国の知的財産の盗用や、国家による不正な産業振興補助金、それに、経済運営や為替相場まで、国がいちいち管理する中国は、誰がどう考えても不公平で、それが正せない。。。
ならば、どうするか。。中国への貿易依存度を下げることが一番有効や。。そこに気づいたのやね。。。つまり、中国以外からの輸入を増やして、中国への経済依存度を下げる。。。
実は、このことは、TPPの最初からの目的の一つやったのやけど、アメリカの我が儘と、TPPの本質への不理解で、隅に追いやられていた部分。。。これに、やっとのことで、米国は気づいたってことなんやね。。。
中国以外の国々と経済協定を組んで、その国家間の経済活動を活発化させることによって、中国への依存度を下げることが出来る。。。トランプがTPPに戻ろうかなって言い出した大きな理由は、まさにここにある。。
マルパスっていう、トランプ政権の政策顧問からのご注進もあったのやろうね。。
中国に進出した外国企業は、特許や知的財産を、中国共産党に、ただ乗りされている。。。自由主義国が、共産主義国に工場を作って現地生産させられたら、技術も特許も、盗られてしまう。。。今までの、自由主義国間のルールが、崩されてしまっているのやね。。。
そして、その工場で大量のイミテーションが、中国ブランドで、作られ、他国のブランドや技術にただ乗りされた、本物のニセモノが、本家本元の市場を奪ってしまう。。。えげつないやり方やね。。これわ国家レベルでやっとる国が中国なんやね。。。
このままでは、せっかく今まで押し通してきたルールが、中国によって書き換えられてしまう。。。そして、お尻に火が付いたトランプが動いた。。そんなところなんやろうね。。