晩節を汚す | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

晩節を汚す

 ノーベル賞まで、授章された京都大学の山中教授。

 

 

 その山中教授が代表を務めておられる京大IPS細胞研究所。この研究所で書かれた論文に、ねつ造や改ざんされた実験データ。つまり、インチキの実験の結果が掲載されていたのが判ったそうや。

 

 生データの管理体制が悪くて、容易にデータのねつ造、改ざんが出来てしまった。。

 

 私、実験者の人たちって、莫大な時間と労力を使って、やっと、実験結果を見いだしているのだから、その結果だけを、いとも安直にいじれる感覚。。。これが信じられないのやね。。。研究者としての意地やプライドは無いのかって。。。そんな人は、研究なんかに、携わったらあかんわ。。。

 

 山中教授は、マスコミ向けの謝罪会見で、深々と、頭を下げて、ご自分の監督責任の甘さを詫びられていた。。それにしても、なんで、こんな立派な人を、晒し者にするようなことをやるのかな。。。

 

 日本の宝のような人は、本来、もっと、火の粉がかからないように、尊ぶべきポジションに就かせてあげるべきだと、私は感じるのやね。。。

 

 研究者っていう人は、特別な才能に恵まれているが、多くの場合、社会的には、とんでもなく、非常識であったり、変わり者であったりすることが多い。

 

 ところが、この山中さんって方は、その悪例に当てはまらず、極めて常識人で、人としても、尊敬されるに値する人であることは、多くの方が認めている。

 

 そんな山中さんの周りには、若い多くの研究者が集っていて、その人達が、日夜、IPS細胞を医学の分野で実用化するための研究に勤しんでいる。。。

 

 ただ、その人達が、あまりにも多くなりすぎて、とても、その全てに、目が届かなかった。今度のねつ造インチキ騒動も、そんな中で起こった。。。そんな気がしてならないのやね。。。

 

 ただでさえ、山中さんは、どちらかというとお若い方やのに、大きな功績を残されたということで、何かと目立つ。

 

 他の研究者の人たちから見れば、やや妬まれる可能性もあるし、こんなことは考えたくは無いけど、隙あらば、失敗しないかと、思っているような、良からぬ連中も、全く居ないことないかも知れない。。。

 

 それが判っていたら、周りがもっと、ガードを堅くするとか、カバーしきれないところをフォローするとか、そんな管理体制をつくってあげるべきやったのやないのかな。。。

 

 京大って、ところは、ある意味、自由奔放な空気があって、研究の場としては理想的なのかも知れないけど、こと、何か組織だったものとか、チーム編成とか、情報管理なんかは、極めて不得意なところで、ガードが甘いところがあったのやないのかな。。。

 

 言い換えたら、隙だらけのような体制。。。が、今度のことの背景にあるような気がしてならへんのやね。。。

 

 ノーベル賞を多く排出している京大やけど、それは、逆に言えば、自由奔放過ぎて、機密保持とか、研究検証とかの部分が緩い。。。そんな弱点は無かったか。。。これからは、きっと、そんな視点を厳しくすることが必要になってくるのやろうね。。。