観光か宗教か | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

観光か宗教か

 先週辺りから、京都は秋の観光シーズン真っ盛りで、随分と、道が混み出している。紅葉目当ての観光客は、11月下旬の、初雪までの僅かな期間に、ベストショットを狙って、京都を訪れる。

 

 最近、ちょっとビックリしたのは、東寺さんの夜間拝観である。京都のイメージと言えば、大文字と五重塔が定番。その五重塔があるのが東寺さんなんやけど、昔から、このお寺さんは、あまり商売っ気が無かった。

 

 清水寺や金閣、銀閣、二条城に伏見稲荷。京都に有名観光地は数有れど、不思議と東寺さんは、いつも入場無料で境内に入れるといいうので、そんなに人気観光地にならへんかったのやね。

 

 でも最近は密教文化を展示する会がよく開かれたり、観光客の喜ばせ方が判ってきたみたいで、ちょっと、商売っ気を出してきてはるのやね。

 

 東寺といえば、毎月21日に立つ、弘法さんと呼ばれる「市(いち)」が有名や。この弘法さん。別名、泥棒市とも言われていて、古美術商が、京都の古い旧家の倉を取り壊す時などに、二束三文で買ってきた古い美術品やお宝が、よく出てくる。中には、その価値が判らないまま、売られているものも多いとかで、掘り出し物が出る市としても有名で、多くの人が訪れる。最近は外人さんも多い。。。

 

 その東寺さん。普段やったら、確か、午後6時ぐらいには閉門するかな。5時やったかも知れん。。でも、この時期限定で、夜間ライトアップをやっていて、その入場待ちに、多くの観光客の人が列に並ぶのやね。。昔、こんなのなかったのに。。。

 

 でもね。夜間拝観って、口実しているけど、これって、完全に観光やわな。。少なくとも、宗教行為とはほど遠い。。。光に浮かび上がる東寺の五重塔は、実は境内に入らなくても、九条通や、大宮通から見れる。それが、真下から見られるってだけ。。。

 

 だから、京都の人は恐らく、そんな夜間拝観行く人は少ないのやないかな。。。京都人以外の人たちが、限定に弱くて、その行列に並んではる。。この寒いのに。。。

 

 まぁ、とはいっても、闇の中に、ひときわ明るく照らし出された五重塔は、幻想的というのは、間違いない。。。きっと、観光客の人たちは、寒かったけど、良かったと、良い想い出を作って帰ってくださっているのやろうね。。。