他人の懐が財源?
今度の選挙で、一番、意外性があったのが、希望の党の出してきた、企業の「内部留保税」やなかったかな。日本の企業が、将来の投資に向けて蓄えておく資金に課税する発想。さすがに、即座に、麻生太郎財務相は、この発想は、法人税との二重課税になると否定したけどね。。
そやけど、なんで、小池百合子氏は、企業の内部留保金に課税するなんてことを言い出したのか。。このお金は、企業が法人税をすでに支払った後の、益金であって、もう課税後のお金や。本来、誰に文句を言われる筋合いのものでもない。
消費税を10%に引き上げる代わりに、このお金を吐き出させようという発想。。。これ、ちょっと、恐ろしいね。。。
お前の会社は儲けすぎだから、税金取るぞ・・・は、言ったらアカン台詞や。。。資本主義社会における企業目的は、利益を最大限まで増やすことやからね。。。
だから、儲けているところからお金を取るという発想は、極めて、社会主義的というか、共産主義的な考え方ってことになる。共産党が良く言っているしね。。。
もし、こんなことが許されてしまったら、企業は、あまり熱心に、利潤追求をしなくなる。。。「そこそこ」を目指してしまうのやね。。それじゃ困るのや。。。
そうなったら、国や地方に、大きな税金が入らなくなる。利益の中から税金は支払われるものやからね。。だから、企業は、税金の納税額を減らして、そんなに多くは、儲けない手を打ってしまう。。ここが、このやり方の、一番あかんところ。。。これで共産主義国は全部、崩壊したのやから。。。
日本って国は、極めて成功した社会主義国家なんて、言われることがあるように、アメリカ流の自由主義と、北欧流の社会主義的なエッセンスの、「ええとこどり」をしているようなところがある。。。
企業は、私人ではない、公人だから、その財布の中身まで、国が勝手に、使っても良いような思想。。。これが、少しはあるのやね。。。
なぜそんなことになるか。。。官と財の関係っていうのは、ある時以来、蜜月になっとる。。財界が要望する政策を、政界が聞き入れ、官が実現する。。。こんな、三位一体のようなことが、戦後、繰り返されてきているからね。。
だから、政府は、財界のために、法人税を減税したり、社員の首を切りやすくするために雇用形態を法律で変えさせたり、労働者を安く雇うために、国に雇用安定と銘打って、補助金を出ささせている。。。
おまけに、景気対策や、為替対策など、大企業のクレームには、悉く素早く対応している。金利の負担が厳しいと、泣きつけば、ゼロ金利対策が出てくるし、銀行がお金を貸し渋っていると言えば、アベノミクスで、じゃぶじゃぶ資金を出させて、貸し先がなくなるぐらいの緩和政策。。。
ここまでやって、景気が良くならないとおかしいぐらい、「これでもか」の景気対策をずっと続けているのやね。。。
企業の内部留保がここまで、積み上がってしまった結果は、ある意味、政治が経済界に、鞭は使わず、飴ばかり与え続けて来た結果であるとも言えるのやね。。。
その辺のところを、小池百合子という人は、見事に突いた。。。そういうことなんやろう。。補助金打ち切って、金利上げれば、すぐに内部留保なんて消えて無くなる。。。つまり、今の企業体質が、余分な脂肪一杯溜め込んだ、肥満体質にしてしまったってこと。。。
いつか、景気が悪くなると、ダイエットして、またスリムになる類いのお金。。。そんな金を政府や官は、何とかはき出させて、それを景気対策に向けたい。。。そんな本音が見え隠れする。。。
私ね。いくらなんでも、税金集めの、建て付けとして、内部留保金に課税するという発想は無理があると思うのやね。。出来るのは、内部留保金を決算に計上している大企業には、補助金を出さないとか、各種やっている、税金を、おまけしている政策を、その大企業には受けさせない。。。これぐらいが、ええと思うのやね。。。
ポイントは、大企業さんだけ・・ってところ。。。中小企業は補助金や助成金を打ち切られたら倒産してしまうところもある。あくまで、「強い者虐め」にして、「弱い者虐め」にならないようにしておくことかな。
莫大な内部留保を蓄えているのは、やっぱり、大企業さんたちやからね。。。従業員100名の会社には、政府や自治体の助けなんか借りずに、ちゃんと、独り立ちしてもらえ・・って話しやわな。。。この当たり前のことが、景気対策の名の下に歪められてしまっている。。。
「正す」べきところは、そのあたりやろうね。。。