ニュースの裏側
先週、大阪府豊中市に住む、下肢に障害のある男性が、バニラエアという、格安航空会社に、飛行機のタラップを後ろ向きに、這って昇らされたと、ニュースになっていた。
やっぱり、格安航空機会社は、障害者に対する対応が悪いのかな。とんでもない会社やなと、最初は、思った・・・。
この男性、関空から奄美大島に仲間と一緒に旅行されたそうやけど、帰りの奄美空港で、車いすでタラップを昇る装置が無いと、搭乗を断られ、仲間が介助して乗ることも危険だと、拒否されたので、仕方なく、後ろ向きに一段づつ後ろ向きに昇らざるを得なかったと言うのやね。。
身体の不自由な人を見たら、誰かが助けてあげるなんて、日本人のメンタリティなら、当然やと、信じていたから、この航空会社、何を考えているのやって、ちょつと、腹が立った。。。
まぁ、バニラエアからしたら、奄美空港のような地方空港のタラップは、幅も狭く、大空港のように、昇降機のような施設もない。車いすのまま、何人かが抱えて、持ち上げないといけない。5日前までに、連絡しておいたら、その体制が取れるのやけれど、この男性は、特別の対応を航空会社に、依頼してなかった。だから、断られたのやそうや。。
お一人で搭乗出来ない場合は、危険ですので、搭乗をお断りします。それでも、障害のある人に、こんな、殺生な態度はどやねん。。。ニュースは、ここで終わった。
多くのマスコミは、このバニラエアの対応は、非人間的だと、叩いた。。。大きい見出しで、バニラエアー、車椅子の男性を一人で無理矢理タラップを登らせた。と、批判した。。。私も、日本人なら誰か手伝ったのに、最近の若い人は・・と、憤った。。。
ところが、この男性、その後の取材で、5年前にもANAで、同じようなトラブルをやっていたそうなやね。もともと、この人、あの電通の社員さんやったそうな。そして、今は、バリアフリー協会っていうNPOの団体の代表なんやそうや。車いすの人が、いろいろ運動して、世の中のバリアフリーが、進むような活動をやっている人。。
つまり、タラップを後ろ向きに、後ずさりしてまで、登ったのは、ちょっと、パフォーマンス的な、ニュアンスが有ったみたいなんやね。。。多分、わざと意図して、問題提起のために、やったはったんや。。。何か、憤っていたのに、ちょっと、正体ばれて、がっかりした感じかな。。。きっちり、この人の主張にまんまと、はめられたような、変な違和感があった。。。まぁ、はめられてもいいのやけど。。。
障害のある人にも、いろいろな社会的な活動の場を公平にもって貰う。。。その志は素晴らしいのやけど、中には、本心では、混雑する場所に車いすで来ること。あるいは、ラッシュアワーのピークタイムに、障害者の人が列車移動することに、内心、迷惑だと考えている人も多いはず。。
別に障害のある人に、遠慮すべきとまで言うつもりはないけど、健常者も、障害者も、お互い様だという、気持ちを持つことが大事なんやね。。。
出来るだけ人混みは避けたり、障害者への対応が出来難い、僻地とかでは、自前で対応出来るかどうかを、ちゃんと下調べしておくとか、今度のように、事前に対応を依頼しておくとか、そんな配慮が少しは、必要やったのやなかったかな。。。
連絡して無くても、対応するのが当たり前。。って、この男性に言われれば、そんなの、タダの我が儘や・・・って感じる人もいるわな。。。
田舎の無人駅で列車を降りるから、誰か人を配置しておけ。。とか言われても、そのために、列車駐めて、運転手と車掌さんが、介助する。。。他の列車のお客さんはどう思うか。。。待ちぼうけされて、何様やっ・・・てなるわな。。。
どうしても、車いすの人が諦めなければならないケースも実際問題として、ある。富士登山とか、スキー場とか、自然の脅威にさらされるところとかへ行くのは、無謀やわな。。。このあたりの線引きがなかなか、難しい。。。
障害者が社会的に共存するためには、変な感情のねじれが一番、大きな障害になるのやね。。共存するためには、お互いの守るべきルールのようなものがあるはず。障害のある方の人が、病気自慢、怪我自慢、障害自慢で、だんだん傲慢な態度になってしまったら、社会的な反発も増えてくる。
互いに、相手の身になって、「お互いさま」を考える。。ゴールはここにしかないのやね。。。まぁ、この男性のように、何かに積極的に動かないと、なかなか、世の中は動かないのやけれどね。。。
障害のある人も、ない人も、皆が快適に暮らせるようになるのが一番ええに、決まっている。。。まだまだ日本の福祉は、他の国と比べると、見劣りがするのかもね。。