ドギーバッグは是か非か
滋賀県の大津市が、飲食店などで、食べきれず、廃棄されてしまう食べ物が、食品ロスだとして、料理の持ち帰りを推奨する方針なのだという。
欧米では、食べ残しを家で食べる・・・という恥ずかしさをカバーするために、「ドギーバッグ」という、言い方をしているけど、実質、文字通りの、「犬のえさ」にすると言ってるものの、本当は、自宅に持ち帰って、自分で食べるという意味である。
ただ、皆さんも経験されてるだろうけど、料理の持ち帰りを、お断りするレストランや飲食店がほんと、多い。特に夏場はね。。。
店内で食べてもらう料理までは責任が持てるけど、自宅まで持ち帰られてしまって、客がもし、自宅で悪くなった食品を口にして、食中毒でも起こしてしまったら、お店が営業停止などの罰則を受けてしまうからや。。。
大津では食中毒に関しては、自己責任で・・・とか、しているけど、昨今、法令遵守(コンプライス)がうるさくなっているのに、そんなを飲食店側が許すはずがないのやないかって、意見もある。。。
確かに、昔は、料理屋さんで、食べきれない料理を、折をもらって詰めるのは、当然・・という、文化があった。食べ物を粗末にしない。。。まだまだ食べられるものを、みすみす廃棄してしまうことが、忍びない。。。それが当たり前やった。。。
日本人は特に、「もったいない精神」が強い国民性やった。。。それが変わって来てしまったのは、やっぱり、訴訟社会が広まってきてしまったからなんやろうね。。。
少しでも、何かお店側に、「落ち度」があると、ボククソ言われて、そのクレームが、金銭の支払要求や、代金の値引きにすぐ結びつけられたりする。おまけに、質の悪いのになると、クレームの内容をネットに拡散するぞと、恐喝まがいのことを言うような、おかしな人たちが増えて来たのやね。。。
つまり、クレーマー社会が、ドギーバッグ文化を、駆逐してしまった。。そんな気がするわ。。。何か、本当は、それこそが、もったいない・・・のやけれどね。。。
でもね。地方自治体が、ドギーバッグを推奨するって、実は、トラブルの中に、首を突っ込むような話になる可能性が高いのやね。。。持ち帰った食品を食べた客が、実際に腹痛を訴えて、お店を訴えると同時に、持ち帰りを推奨した自治体も訴えることになる。。。
となると、自治体が公金で何かの賠償をしなければならない事態に陥るのやで。。。食品ロスを減らしたい・・・が、逆に、賠償なんかに、つながってしまって、公金がそんなのに、支出されることに市民が耐えられるかどうか。。。私は大きく疑問・・・なんやね。。
今でも大手の牛丼屋さんとか、外食産業での、「お持ち帰り」には、細心の注意が払われている。生もの禁止は当たり前。夏場は、生玉子もダメ。菌の繁殖が懸念される焼豚なども、パックしてないとダメ。。。果たして、一地方自治体が推奨するレベルで、そこまでの衛生観念が担保出来るものかどうかやね。。。
食品衛生士でもない、ただの客が、自分が食べた箸で、自分で、パックに入れた食品が、翌日まで菌の繁殖が、許容範囲に収まってくれるかどうか。。。ここいらの検証が出来ないうちは、これって、危険極まりない行為・・・やと、言わざるを得ないのやないのかな。。。
食品ロス対策は、ちょっと別の視点で考えるべきことのような気がするわ。。。