タカタのしでかした失敗 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

タカタのしでかした失敗

 自動車のエアバックシステムは、今や常識。万が一の事故の時に風船が膨らむことによって、一命を取り留める。そんな指命が、車のエアバックにはある。

 

 タカタって会社は、確か、知る人ぞ知るベビーカーやらシートベルトを作ってきた会社やったと思う。ところが、そのタカタ製のエアバックが事故の時に開かなかったり、開く時に、誤爆して、ケガや死者まで出してしまったことから、史上最大のリコール事件になってしまった。

 

 そして、今月、そのタカタが、1兆円を超えるの負債を背負ったまま、会社更生法の適用を受けた。タカタは、どこで間違ったのかな。。。その負債額、ここ数年では特別大きい額になる。。。

 

 私の拙い記憶では、確か日本車のエアバックのメーカーは2社だけやったと思う。とっさの時に、エアバックを膨らます装置には、実は少量の火薬が使われていて、瞬時に爆発するように出来ているというのを、テレビで見たことがある。

 

 ほとんどの車は、装備されたエアバッグが作動しないまま、その一生を終えるのだが、万が一の事故が起きた時に有用なのがエアバッグ。戦闘機のパラシュートというか、火事の時の消火器のような性格のもの。。。だから、実際、エアバッグが作動して開くケースは追突事故などが起きた時に限られる。

 

 アメリカでエアバッグが原因の事故が報道されたとき、タカタは、なかなか自社の責任を認めようとしなかった。自動車メーカーの下請け感覚の抜け切れてない社風というか、メーカーの設計通りに作っていたことを、間違い無いと、主張していたのやね。。もともと滋賀県の彦根に有った町工場上がりやからね。。。

 

 ところが、自動車の部品メーカーさんは、実は、自動車会社から要求されるレベル以上の過酷なテストや、改善努力が必要なものなんやね。。。特に命を扱うパーツなんやから。。。

 

 ところが、タカタは、真摯な事故原因究明に、やや消極的やった。。。そんな印象がある。メーカーの要求通りの製品だから、瑕疵がない。。。そんな印象を持たれてしまった。。。

 

 今の社会は、ちょっとでも、ミスがあると許してもらえない。まして怪我をしたり、命まで落としてしまった人の遺族からしたら、エアバッグの不具合が原因で死んでしまったとなったら、そら、何が何でも訴訟になる。

 

 日本のメーカーというものは、トヨタもそうやったけど、訴訟社会に不慣れな部分がまだまだ多い。裁判に負け続け、いやいや賠償される事態が続く。。。自ら体質改善して、立ち直る機会もあったはずやのに、不思議とタカタの対応は後手後手に回った印象が強いのやね。。。

 

 結局、タカタは、事後対応の悪さが原因で会社が消えてしまうかもしれないという、最悪の状態にまでなっちゃった。。。国際的な肌感覚が欠如していたのやろうね。。。

 

 日本の部品メーカーって、どこも愚直で、馬鹿正直で、それでもって、高品質だったから、大きくなってきたところばかりやった。

 

 ただ、エアバッグというパーツは、そこそこ最近に、始まった新しい製品でもある。本当に、必要十分な検証がちゃんと成されていたか。何度も品質改善に努める企業内の仕組みがあったか。。。やや疑問が残る部分があったことは否めないのやなかったのかな。。。

 

 日本の高度成長期ではない最近の製品に、問題があった。。。これって、どこか日本の「ものづくり」文化に、ほころびが見えだした兆候とまで言ったら、言い過ぎやろうか。。。何か、これで日本のクラフトマンシップが脅かされてしまう環境にならなきゃいいが。。。そんな心配が出て来た事件やったわ。。。