京都人の我慢 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

京都人の我慢

 先日、独身時代に働いていたマネキン・ディスプレイ会社の展示会に行って来た。ひょんなことから、昔の1年後輩から展示会のご案内をいただいて、久々に梅田まで出かけた。阪急電車に乗ればたった3~40分の距離なんやけど、なかなかきっかけが無いと、行けないものなんやね。。。

 

 大阪は京都と違ってまさに大都会で、キタと呼ばれる地域は特に、高層ビルが建ち並ぶビル街でもある。高さ制限の厳しい京都と違って、大阪には思い思いのデザインのビルが、自由に建てられて、京都のように窮屈な看板の規制も少ないのか、ど派手な看板が立ち並ぶ。。。

 

 私の元職場でもあった天王寺には、日本一高いビルが完成し、あべのハルカス近鉄となっており、ディープな地域だった連れ込み街も、今や、立派な商業施設が出来ていて、目を見張るばかりや。。。

 

 私は大学時代と、20代の大方の時間をこの街で過ごしたのやけど、特に、ここ数年の大阪の発展ぶりには目を見張るものがある。。。というより、京都が変わらなさすぎるのかもね。。。

 

 京都は146万人も人口があるのに、観光のために多くの市民は、いろいろな制約を受けることが多い。ただ、1300年の繁栄を積み上げてきた京都の街を、しっかり守っていかないといかないという意識は高くて、住まなくなって空家になった京町家を和風のおばんざい屋さんに改装したり、ゲストハウスとて観光客を泊める商売も増えて来ている。。。

 

 しかしながら、京都の人の中には、大阪のように、なぜ京都も発展できないのかと、素朴な疑問を持つ人も多いのやね。。世界遺産は観光客の人たちには大切なものやけど、その維持には莫大な費用と、京都人の自己犠牲の上に、成り立っているという部分がある。。。

 

 我々は歴史の冷蔵庫の中にずっと閉じ込められたようなもの。。。京都の人は、自分たちのことを自虐的によくこう言う。。。夏は暑くて、冬は寒い。京町家は段差も多くて、お世辞にも住みやすい環境とは言えない。。。もし、文化財的な施設に指定されたら、家の建て替えや、改装も出来なくなる。。。大きなハンデなんやね。。。

 

 毎年、5500万人もの観光客がやってくる京都やけど、観光で飯を食っている人は、実は1割しか京都にはおらん。。。2割は大学関係。他の7割は、観光とは何の関係も無いお仕事に従事している。。これが現実や。。。

 

 

 旧市街地に住むのは諦めて郊外に移り住めば良いのかも知れないのだけれど、便利な町中からは離れたくないという本音がある。。。京都はまちなかに多くの人がまだ住んでいる珍しい大都会なんやね。。。

 

 そんな京都人が大阪に行くと、何か、何でもありで、気分的に伸び伸び出来る。。。マネキンの展示会終わりには昔の仲間を呼び出して、ミニ同窓会。。。もう30年以上昔の仲間と会うと、一瞬で時間が戻ったうな気分になれる。不思議なものやね。。。何か、今日は元気が貰えた一日やったわ。。