原材料不足マーケティング
最近、ちょっと、続いているのが、原材料不足を言い訳にするメーカーさんたちや。ポテトチップスを生産するカルビーと湖池屋が、談合やないのかと思うぐらい、同時にポテトチップスの減産と、一部の商品の製造を休止する報道が出た。。。
なんでも、昨年の北海道産のジャガイモは、大雨にたたられて、不作だったから・・・なんやそうな。。でも、ジャガイモなんて、申し訳ないけど、北海道でなくても、どこ産でも、流通している。もし本当に国産が不足なら、最悪、輸入することもできる。。。。なのに、あえて、主力の国産ポテチの減産を公表する。
言っちゃ悪いが、ちょっと品不足感を演出して、逆に売上を上げようとしているのやないかって、うがった見方も出来ないか。。。
我々は、北海道産のジャガイモにこだわってポテトチップを作っています。外国産のポテトチップと、同じと思われるのが心外と、ちょっと、正義の味方気取りも、ちょこっと鼻につく。。。
すると、今度は、京都の有名な「阿闍梨餅」というお菓子のメーカーが、自社の製造ラインを、一週間のうち一日休みにするニュースが出た。その理由が、昨年は、あんこの材料の丹波産の大納言小豆が、不作で、確保出来る料が少なく、生産ラインを週に一回休むことで、生産量を減らすのだという。。。
これも、味にこだわっているので、他の小豆なんか、ウチは使っていません・・・というアピールかな。。。ブランド力を落としたくない。。。こんな戦略が見え隠れする。。。
でも、これで、逆に、京都駅の阿闍梨餅を売っているお店の行列が、増えてしまうような気がするのやけれどね。。。それで、売切れにならへんのやったら、これって、品不足詐欺に近くないかって、言われるのやろうけどね。。
籠池のオッサンの鉛筆舐め舐め。。。っていう表現も話題になっていたけど、品薄感を逆宣伝して、より儲けようとしているのやったら、何やねん・・・って話にならへんか。。。
かと思えば、京都に本社のある餃子の王将が、自分の店で使う食材を、どんどん国産ものに切り替えている。。。国産小麦しか使わないラーメンや餃子の皮。。。王将の食材は、安い中国産の野菜なんて使ってませんよ・・・というアピール。。。で、結構メニューの料金をここ数年で値上げしとる。。。値段の安い王将に魅力を感じている客は、来なくていいってか。。。
ヤマト運輸が、アマゾンの当日配達サービスを断りだしたり、大企業が残業時間を大幅に削り出したり。最近の日本は、「無理しない」モードに入りつつある。。。これも時代の流れと言ってしまえば、それまでなんやけど、頑張らない日本人が増えて、本当に良いのやろうか。。。
少し前に、一年だけ日本は米不足になってしまって、タイ産米やら、カリフォルニアライスが、日本のスーパーマーケットに並んでいた年があった。。。おせんべいの材料もなくて、外国産米の米粉を使って、まずいあられが売られていた。。。
確かに日本の国産の物はうまくて、外国産のものは、かなりまずかった。。。でも、何とか代用して切り抜けてきたのやなかったのかな。。。この時、日本の食品関係のメーカーは、代用品で何とか近い製品をこさえる努力をした。。。少なくとも、国産が手に入らなかったら、作らないってことには、ならなかったと思うのやね。。。
今の時代は、正当な理由があれば、無理しないで、逆宣伝に使える時代になりつつあるのかもね。。。「訳あり」を利用して、十分に他で、調達可能なものまで、国産素材にこだわってます・・・が、良心的な良いイメージになる。。。でも、これ、ちょっと行きすぎたら、外国産の穀物排除主義・・・とか、非関税障壁とか、言われる可能性もあるのやないか。。。
食糧安保なんて言葉があるぐらいだから、日本人が食べるものは出来ることなら、日本の物の方がありがたい。。。でも現実は、カロリーベースでの日本の食料国産化率は、僅か39パーセント行くか行かないか。。。外国産の食料が入ってこないと、飢えてしまうのが日本の現実ってことや。。。
食材のこだわりアピールは、ある意味、抜け駆けのような部分があって、皆が同じ事をやり出すと、成り立たなくなる。。。逆に国産の品薄感が上がって、とんでもなく非現実的な高価な国産食材を増やしてしまうだけになるのかもね。。。
国産食材の価格が上がれば生産者が潤うのだけれど、現実は農業従事者は、激減している。。。この基本的な現状認識で、どうにもならない日本の農業の現実が、少しは好転していけばいいのだけれどね。。。