ふるさと納税の功罪 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

ふるさと納税の功罪

 皆さんは、ふるさと納税って、やられているやろうか。自分の治めるべき住民税を、ある一定の金額を限度として、自分の好きな地方自治体に納めることが出来る制度。。。

 

 どうしても、大都市圏に人口が集中してしまうため、人口の少ない、地方の財政は逼迫し、税収が落ちる。これわ少しでも是正しようと、考え出された税制。私は、このアイデアは、なかなか良かったと思うのやね。。。

 

 ふるさと納税の最大のインセンティブは、その地方ならではの返礼品が、治めた税額によって、プレゼントしてもらえる点かな。。。何も無しで、自分のところに納税しようなんて、ご奇特なご人は、なかなか、おられないやろうから、悪く言えば、「おまけ」で、釣っているのやね。。。

 

 近年は、サラリーマンの人でも、手軽にふるさと納税が出来るようになったから、利用者が急増しているのやそうや。申告納税なんて、まどろっこしいことをしなくても、自動的に税務処理を自治体がやっていれる。これが、ふるさと納税がぐ~んと、伸びた原因やわ。。。

 

 私、このふるさと納税を考えた人は、偉いと思うのやけれど、なぜかと言えば、役人の社会に、競争原理をうまく取り入れたところなんやね。。。

 

 役人といえば、なかなか、お仕事の上で、競争することは少ない。。。なのに、ふるさと納税を、いかにたくさんの人にしてもらうかの競争は、地方にとって、大変インパクトのあるお仕事になったのやね。。。

 

 漁業や農業ぐらいしか産業が無い地域で、ふるさと納税によって、巨額のお金を寄付してもらつて、過疎の村を活性化出来る。。。

 

 このビジネスモデルのようなものが、うまく、成功している。。。若い地方自治体の公務員さんが、何もお仕事が無かったのに、このふるさと納税の制度が出来てから、全国から寄付が集り、大きな収益を得ている。。。

 

 公務員がビジネスをするのは、違和感があったけど、役所のお仕事として、ビッグビジネスが出来る。。。ここが凄いのやね。。。

 

 ただ、最近は、地方自治体同士の競争も激しくなり、より豪華なプレゼントを用意出来ないと、なかなか寄付が集らないということにもなっている。こんなことから、アンケートによると、72%もの自治体が、上限を定めるなど、何らかの規制が必要だと応えている。

 

 いまは、だいたい寄付額の43%ぐらいの返礼品代がかかっているそうやけど、競争相手が増えて、激化してくると、この原価率を上げていかないと、勝てないという状況も出てくる。。。

 

 そして、もともと、都会と田舎の地方税の税収格差は、巨大過ぎて、こんなのでは、全然意味が無いぐらい、些少であるという見方も出来る。。。

 

 それに、そもそも、税というシステムそのものをつかって、何か事業をすることの意義が、軽薄で、そんなお金が有るのなら、減税しろという、正論を述べる人もいる。。。役人のお仕事を無駄に増やしているだけという、批判も有る。。。

 

 本来、公平で有るべき税金を、ルールを歪めて集めること。。。この倫理観の欠如というご意見にも応えられてない。。。

 

 本当は、一番期待したいのは、日本人の納税者としての意識が高まることなのやけど、残念ながら、なかなか、その効果は薄そうやわ。。。税金で遊ぶのは、やっぱり、不謹慎なのかもね。。。