絵に描いた餅 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

絵に描いた餅

 よく、政府は、「同一労働、同一賃金」なんて、言葉を使いたがる。労働組合が、賃上げ要求の時に使うような、この言葉なんやけど、私、この言葉自体が、あり得ないと思うのやね。絵に描いた餅や。。。

 

 同一賃金という、対価は数値だから、明確なんやけど、同一労働っていう、言葉。。。人間を機械の一部品だと、思い込んでいるような、チャップリンのモダンタイムス時代の発想やわな・・・これ。

 

 ベルトコンベアの上に次から次へと流れてくる製品を、如何に早く正確に組み上げるか・・の製造業だけに当てはまるこの言葉に、そもそも何の意味があるのか。。。

 

 労働の成果を評価するのは、人であって、機械やない。労働の質を数値化することの意味が、如何に現実離れしているか。。。主観が働くものを、正確に数値化するなんて、出来るわけがないやんか。。。

 

 今の世の中、格差社会と呼ばれる。これって、「格差」という物を悪者に、し過ぎている帰来があるのやね。。。

 

 競争が有るのが、当たり前・・・の世界やのに、その競争を否定するかのような思想や着想はいかんで。。。

 

 共産主義・社会主義に勝利した、自由主義・資本主義は、もう勝敗の結果が出て、決着している話。どちらが優れたシステムか・・・こんな、イデオロギーの時代は、すでに、終わっているのやね。。。

 

 なのに、左翼的な考え方を、未だに捨てきれない人たちの亡霊がまだ生き残っていて、格差が悪い、格差が悪いと、呪文のようにこの言葉を繰り返す。。。

 

 競争の無い社会は、人を腐らせて、努力する人たちを淘汰してしまう最悪の結果しか生まないことは、ロシアや東ヨーロッパの国々が軒並み崩壊して、資本主義になったことで、終わっている話なんやね。。。

 

 今は、格差は、人をやる気にさせる時代。モチベーションを上げる燃料だという考え方。

 

 人より良い生活をしたいのなら、努力して、勝ち取る。人より先んずようとする気持ちが、社会をより発展させる。。。これしかなくなっているのや。。。どこの国でも。。。

 

 この発想が出来ない人たちが、「負け組」になるし、努力することを諦めてしまった人が、自業自得の結果になっちゃうのが現実なんやね。。。

 

 誰もが負け組にだけは、なりたくないと努力するから、日本はまだ、世界的に見たら、特別なほど、絶対的貧困者の少ない国でいられていると思うのやね。。。

 

 ちなみに絶対的貧困者っていうのは、今日食べる食事にも事欠く人たち。これは、セーフティガードで守られている。

 

 ただ、今、日本で、問題になっているのは、相対的貧困者なんやね。生きてはいけるけど、なかなか貧乏生活から抜け出せない。。。こんな人たちが増えている。これは、日本の終身雇用制度の崩壊がもたらした、最大の弊害や。。。

 

 正規と非正規に、働く人が色分けされて、非正規の雇用契約の人たちが相対的にとても不安定な雇用形態での生活を強いられている。

 

 今の時代では、時給で働く人たちが、どうしても増えてしまって、使う人と使われる人の立場の差が大きくなってしまっている。。。ここに大きな問題があるのやね。。。

 

 人手不足が続いたら、非正規雇用の人たちを囲い込んで、よりよい人材を確保しようという動きが強まると思うのやけど、働きたい仕事と、働いて欲しい仕事の不一致は、恐らく続く。。。

 

 これって、政治や行政が、こうだと決めて、出来るような代物やないのやね。社会の流れが変わらないとなかなか、出来ないこと。いくら安倍さんが旗を振っても、誰一人見向きもしない。。。政策の立て付けに無理があるのやからね。。。

 

 同じ仕事をしているのに、正社員とパート社員の貰えるお給料が違う。この問題は、特定の企業では、早急に改善されないとあかんやろ。でも、大企業が、人手不足を派遣労働者で、補って、体の良い首切りがいつでも出来る社会にしてしまったら、これを改善させることはなかなか難しくなる。

 

 派遣という雇用形態を許しすぎたツケが、いま、日本の企業を世界で勝てない体質にしてしまっているという、批判には何も応えないのやね。。。企業は人なり。昔からこれは変わらん。。。そのかけがえのない「人」を大切に出来ない企業なんて、明日は無いで。。。

 

 いつまで、今さえ良ければ良い、目先のにんじんばかりを、目指す企業体質を続けるのや。ここに気づかないと、日本に明るい未来は、いつまで待っても、やって来ないって。。。