お通し
居酒屋さんなんかに行くと、飲み物をまず頼んで、食べ物が出てくる前に、「お通し」が出てくる場合が多い。
お店側からしたら、飲み物以外に何も頼んでくれない客の、席代のような感覚で押しつけているのかな。。。もちろん、200円とか500円とかお金を取る場合がほとんど。。。外国人が来る店なんかでは、頼んでもいないのに、有料のあてが出てくることに戸惑う人もいるやろうね。。。悪質だと。。。
何もないときに、ちょっとつまめるのは、飲んべえには有難いのやけど、業務用のところでよく売っている大袋のポテサラとか、たこわさびとか、春雨の酢の物とかをそのまま、出された日には、何やねんこのお店は。。。なんて、思ってしまうかな。。。
逆に、お店が手間暇かけて、ちゃんと準備した先付けが出てくると、ちょっと見直したりしちゃうものなんやね。。。生たこの酢の物とか、肝の煮こごりとか、比較的作り置きの効かない、足の速いものが、ちゃんと出て来たら、やるね。。この店。。ってなる。。。
この「お通し」問題。昔から、頼みもしないのに、お店側の押し売りだとして、断る客も結構いる。。。自分の好みでないものを食べさせられるのは嫌。。。という、客側の主張も正しいし、まずお通しで、客の腹の空き具合とか、ご機嫌伺いをしたいお店の戦略もある。。。
居酒屋さんは、ご飯を食べる目的だけではなくて、食事やお酒を楽しむところでもある。時間の無い、せかせかしたランチタイムではなくて、比較的時間のある夜のディナータイムが主戦場になる。。。
私、最近、ちょっと思うのやけど、京都でも、陽の高いうちに、お店を開け出すところが、ちょっと増えてきたのやないのかな。。。特に土日の夕方など、まだ明るいうちに、繁盛している立ち飲みの店がやたら増えた。。。
まだまだ明るいうちにお酒を飲むことに、日本人は抵抗感を持っていたのやないかって、思っていたけど、その概念がだんだん変わってきたのやろうかね。。。
昔、オーストラリアのシドニーに行った時に、感じたのやけれど、向こうでは、お昼過ぎからオープンしているパブが多い。オフィス街のビルは、定刻の5時には、どんなに忙しくても、消灯して、社員が誰も居なくなる。。。それも見事に。。。
サラリーマンは、夜な夜なではなく、夕方から、パブに繰り出して、早々にビールを楽しんでいるのやね。。。そして、午後5時までにお店で、お酒を注文すると、ビールが半額。。。なんていう、ハッピーアワーなるものが必ずある。。。
人生、ビールが無くて、何の楽しみがあるか。。。陽気なオージーは、昼間っから、飲んだくれる文化がある。。。人生は楽しむためにある。。。真っ赤な顔して酔っ払っているこの国の人を見ていると、何か、日本人は、ちょっと損をしているような、そんな錯覚に陥るのやね。。。
酔っ払いは悪。。。酒に酔った人は、よっぽどの大悪人であるかのように日本の人たちは、思い込んでいるフシがある。陽も高いのに紅い顔をしている人たちを、何か人生の負け組の人たちのように馬鹿にしてきた文化的な差別があったのやろうね。。
ところが、ここ最近。この部分が、ちょっと様変わりして、文明開化したような騒ぎ方。。。観光客の多い京都では街角の立ち飲みに外国人の飲み客が、めっきり増えた。早くからお酒を飲みたい需要があるのに、お店は4時だったり、5時だったりからしか開かない。。。
この問題が、やっとのことで、解決しだして、街角のちょっとおしゃれな立ち飲みバーでは、たった1杯のグラスビールで、何時間も粘る白人の姿が目立つようになってきた。。。
ただ、まだまだ、昼間から飲める文化は、日本では少数派で、一杯やりたければ、吉野家とかすき家でビールを飲むか。蕎麦屋の端の席で、ちびちびやるか、って感じかな。。。
東京大阪の繁華街のように、朝から日本酒ひっかけている文化はまだ京都にはないかな。。。人目があるからかな。。。
まぁ、今日も、小粋なお通しを出してくれる雰囲気の良いお店で、一杯行こうかな。。。