ポピュリズムの限界 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

ポピュリズムの限界

 今の世の中、何でも多数決が正しくて、一部の人の意見だけで物事を決めてしまうのは、「悪」であるという、幻想から、もう、我々は醒めないといけないのかも知れんね。。。


 多数決は民主主義の基本だと教わったのやけど、何でもかんでも、そのやり方の奴隷になることは、ちょっと違うのやないかって、最近感づいてきた。


 英国のEU離脱問題を、国民投票で決める。。。この事の恐ろしさを、我々は見誤ったらあかんと思うのやね。。。


 国民投票というのは、直接民主主義。それも、究極の意思決定の方法や。。。ところが、完全な国民の理解の上にしか、この方法は成り立たないものなんやね。。。


 今回の事は、国民の認識に、大きな格差があって、離脱派も、まさか、この案が通るとは思っていなかったフシがある。でも、この方法を決めて、やってしまった後では、誰も覆せない重い結果になってしまっている。


 直接的な民意を形成するには、もっと十分な時間と、両論の考察が出尽くし、ありとあらゆるリスクを、国民全員が受け入れる覚悟が必要不可欠になってくる。。。今回の国民投票に、果たして、そこまでの熟度があったかどうか。。。


 私は、英国のキャメロン首相は、策におぼれたと思うのやね。。。国民投票をしない選択肢もあったはずやのに、まさか通らないだろうで、やっちゃった。。。罪深いね。。。


 今の国民投票には、間違ってしまった時のルールがないまま、事が突き進んで言ってしまったという反省がある。。。また、SNSなどの発達によって、新しい民主主義が始まっているという、時代背景もある。。。


 本来、政治家はリーダーシップを発揮するものであって、何でも、国民の判断に委ねてしまうという、大衆迎合主義(ポピュリズム)は、政治家の責任放棄というか、国民の信を失ってしまった者が、最後の最後にすがるもの・・・やないのかな。。。