自殺の賠償
福島地裁の判決で、原発事故による避難生活を苦に自殺した家族への賠償命令が始めて出た。避難生活を強いられたことと、自殺との因果関係を始めて認めた判決として、注目されていた。
このケースは、実際、自殺された奥さんの心情からしたら、とても、居たたまれない気持ちにさせられる。傍観者である我々からしたら、なかなか、実際に避難生活を余儀なくされている皆さんの、身になることは、なかなか難しい問題やからや。
原発事故の主たる原因が東日本大震災の発生による、津波襲来。そして、それによる福島第一原子力発電所のメルトダウン。これが直接原因である。
もちろん、東京電力にも、その大きな責任の一部があるというのも、間違い無い事やろうけど、これって、例えば、広島の土石流で避難している人が、避難生活を苦に自殺・・・となれば、言っていく先が無いってことやろ。何か、どこか、違っているような気もするなぁ。。。
こんなことは、多分無いし、有る意味、不謹慎かも知れないけど、もし、これを認めてしまったら、遺書に避難生活に耐えられなくて自殺します・・・って書けば、東電がお金を出してくれるっていう、悪しき前例になりはしないやろうか。。。
そもそも、自殺っていう行為に賠償金が支払われるケースは、そのことでしか、被害者家族の救済が実現されない・・・。この事に限定されるのは、国賠と同じ思想やわな。
でも、だからといって、自殺行為そのものに、賠償金が支払われることを容認してしまったら、モラルハザードが起きないか。。。
国の生活保護費を削られたのを苦に自殺。公務員が職場で虐めに遭って、それを苦に自殺。。。懲戒免職になった職員が、将来を絶望して自殺。。。こんなのに、いちいち、税金や公金で賠償金が支払われたら、おかしい事が起こるのやね。。。
被災者の生活はあまりにも気の毒で、何とかしてあげられないものかという、気持ちと、自殺の賠償の問題は、冷たいようやけど、切り離されて議論されないとあかん問題やと思う。。。
あえて、私は自殺に賠償金は出したらあかん。。。そう、思うわ。。。気の毒やと思う気持ちと、公金の支出の問題を、ごっちゃにするのが、日本人の悪い癖やと思うからや。。。