中国の大誤算
中国が南シナ海で、進めていた海底油田の試掘を、予定より1か月も前倒しで、撤収した。この背景には、南シナ海での島の領有権や、海域での線引きで、対立するベトナムが、世界の世論を見方に付けて、米国がベトナム支持を打ち出した事が大きい。
大国になれば、周りは何でも折れてくる。中国には、恐らく、中国との関係悪化を恐れて、もっと、海洋進出が、うまく行くであろうという、根拠の無い自信のようなものがあったはずや。
日本との紛争では、尖閣諸島は、日本が中国から戦争の時に奪ったものだという、嘘まで、言いふらして、盗りに行こうとした。
最初、米国は、中国との関係悪化を危惧して、国境線紛争には、加わらないという態度を表してきた。ところが、度重なる日本への挑発を見て、尖閣は日米安保条約の範囲内。つまり、もし、中国軍が尖閣を取りに来たら米軍を出すぞという、意思表明を明確にしなくてはならなくなった。
恐らく、中国は日中のもめ事に首は突っ込んで来ないだろうと、予想ていたのやろうね。これが、大誤算だったのやろう。。。
米国を相手にしたくない中国は、他の周辺国を目標にした。ところが、ベトナムで起きた反中デモの凄まじさ。ベトナムの中国資本の工場の焼き討ちなんかを見て、予想外の抵抗に驚いたのやろうね。。。
そりゃ、何十隻の中国船で押しかけてきて、周りのベトナム漁船に体当たりはしてくるは、小火器をぶっ放して、脅してくるは、やっとることが、海賊並みや。。。ベトナムもしっかり記録ビデオ撮って、動画サイトで世界に訴えるから、風向きも変わるわ。。。
フィリピンや、ベトナムなど、東南アジア諸国は、恐らく、中国の言いなりになるだろう・・・という、自信めいたものが有ったのやろうね。
けど、現実は拡大主義の中国への反発は大きくなり、日本やインドネシア、インド、オーストラリアまで、反中国の包囲網が出来てしまった。
これにはさすがに人口13億の大国・中国も、困ったのやろうね。中国にとって、南シナ海も東シナ海も、ここを通らないと、石油や資源、製品など、あらゆる輸出入に影響が大きすぎる。
ここまでのシーレーンで、中国船締め出しなんてやられたら、中国の生命線が、押さえ込まれてしまうからね。。。
この事情は周辺国でも同じで、アジアの生命線でもあるこの地域のシーレーンでイザコザが起きると、莫大な損失になる。それに、中国の貿易に使う大きな港は、全てこの海域に面している。ここで、ドンパチなんか始まった日には、全ての物流が停まってしまって、成長戦略どころでなくなる。
今度のことで中国は、いろいろなテストをしてきた。どのぐらいのことをすると、どれほどの反応が出るか。そして、意外に大きな影響に、中国の不利益の大きさに、やっと、気づいたのやろう。
せっかく作った海底油田の試掘施設を放棄するぐらいやから、よっぽどのことやったのやろう。。今までの中国では考えられないぐらいの弱気。。。ちょっとは、学習してくれたみたいで、周辺国は、少しは安堵したという感じかな。。。