慣れっこのクーデター | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

慣れっこのクーデター

 タイでクーデターが起こって、軍が政権を掌握した。民主的に選出された首相を、軍部がダメ出しして、やめさせてしまうことは、近代の民主主義国ではなかなか許されないこと。でも、タイだしね。。。


 タイのクーデターは、もう十数回目やないやろうか。。。タイは、王国だから、王様がちゃんと別にして、その方が、国民の信任が厚いから、大きな内乱にならない。


 日本から、バンコクに行くツアーなんかも、平常通り。。。政権が転覆したのに、驚くほど、普段通り。。。まぁ、国民は慣れっこになっているのやろうね。。


 なぜ、タイでは、こんなに政治的な問題が起きると、クーデターが頻発するか。。。それは、恐らく、タイ国軍の国民からの信頼が、無茶苦茶厚いからなんやろうね。。。


 タイでは陸軍のトップはエリート中のエリート。日本で言えば、大蔵官僚のようなもの。この人達が、実権を握っている。ところが、軍と政治は、一緒には出来ない法律になっとる。


 だから、軍隊は、普段は、政治には一切口を出さない。でも、内政に政情不安が起きると、混乱を収めるために、クーデターで、内政安定のためのリセットをしているのやね。。。


 落ち着いたら、また民主的な選挙をする。。。それがダメなら、またクーデターの繰り返しや。。。まぁ、ひと言で言えば、タイの民主主義が不完全だということやろう。。。


 汚職など、何か問題が起きれば選挙をすれば良いのに、この国は政府派と反政府派に分かれて、大きな対立になって、政情不安が大きくなる。見るに見かねて、陸軍士官達が、毎回、立ち上がって、前の政権中枢を逮捕監禁する事の繰り返し。。。


 陸軍に暴力的なイメージが薄いのも、伝統的な陸軍が国民から信任されているからとも、言えるのやね。。。


 所変われば、政権交代のやり方も変わる。この国は、軍隊がダメ出しして、政権交代が起きる珍しい国。。。という見方が正しいのかもね。。。


 クーデターに下克上や、血なまぐさいイメージしか持てない我々より、タイの国の人の方が、大人な交代に、見えてしまう時があるから、何やら不思議な感じやね。。。