ブラック企業というレッテル | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

ブラック企業というレッテル

 ビジネス街で働く人たちを、その来ているカッターシャツの襟の色から、ホワイトカラーと言う。逆に、工場などで、現場作業のある仕事場で働く人たちを、グレーカラーなんて言う。作業服の襟の色は確かにグレーが多いからね。


 一般的には、ホワイトカラーの人たちが多くの収入を得られて、グレーカラーの人たちの方を下に見る傾向が強い。


 でもね。今年の春闘の妥結額を見ていると、多くの製造業で、ベースアップが実現していて、現業の社員さんの多い企業でも、高いベアが実現している。ただし、大企業さんだけね。。。もう、襟の色で人にレッテルを貼る時代ではなくて、より儲けている会社が、儲けられない企業を下に見る時代なのかも知れないね。


 そんななか、餃子の王将が、この春闘で、何と1万700円ものベースアップを決めたのやそうや。ここって、あの社長さんが、射殺された京都の上場企業や。。。追悼餃子のおかげかどうかは知らないけど、社員さんたちの平均年収は486万円になったのやそうや。


 食べ物商売、外食産業に従事する人の収入は、低すぎる。各店長に大きい裁量権を与えて、頑張った分だけ、稼ぎが増えるという、ビジネスモデルを進めてきた餃子の王将らしいね。。。


 そんな餃子の王将も、昔は、ブラック企業とレッテル貼りされた時代が有った。言っちゃ悪いが、どこに勤めても長続きせず、ヤンチャばかりやっていた暴走族上がりのニイチャンが、就職するのが餃子の王将やった。よう、客の前なのに、店員同士で、喧嘩しているのも、見たわ。。。


 調理しながら、くわえタバコはするし、店の床はぬるぬる。調理場もろくに掃除をしなくて、ゴキブリが走り回る。不衛生そのもの。ここでだけは飯を喰う人間になりたくない。。。そんな反面教師のお店が多かった。お客さんの数より、確実にネズミの方が多かった。そんな店やったね。。。


 勤め始めた人が、すぐに辞めていく。離職率の高い企業のことを、世間はブラック企業と呼び出した。人を酷使して、使い捨てにし、企業側だけは利益を出す。そんなイメージが強かったのやね。


 でもね。このブラックであるか、そうでないか。誰が決めるのやねん。。。スグに辞めるような人材ばかりしか、就職しない所は、多い。どこの企業も新卒の人を雇える訳ではない。


 とくに、学歴がある人ほど、現業系の企業には就職しないし、そういう人たちは、生活の安定を望むから、会社を退職しない。。。だから、統計的には、ブラックでなくなる。。。それだけかも知れないのやね。。。


 ところが、そんな王将が見違えるように変わった。王将の社員教育は厳しいのでも有名や。今まで人生の目標が無かった人たちが、それを見つけて頑張る。そんな成功事例になったのやないかな・・・。


 自分が満足できる仕事に就けない事を、企業のせいにする。私、ブラック企業というレッテル貼りには、そんな悪いイメージがあるのやね。


 もちろん、そんな、どうしようもなく酷い会社も、実際、あるのやけど、多くは、頑張ればそれなりの見返りがあるのが仕事やんか。それなのに、自分は努力しないで、待遇の善し悪しだけは、一丁前に要求する。それが通らないから、ブラックだと決めつけて辞める。そんな人は、どんな仕事をしても務まらないわ。。。


 仕事に対する甘えが、「楽して、稼ぎたい」という、こき使われる側だけの視点にある限り、前には進まん。もし、キツイと思うのなら、どうしたら、良い職場になるか。自分が変えてやるぐらいの気持ちがあったら、世の中から悪徳な職場が減っていくのにね。。。犯人捜しをしているうちは、何にも進歩せんわ。。。