どうしても企業を犯人にしたい人たち
北陸道の小矢部川サービスエリアで、仙台から北陸の加賀温泉に向かっていた夜行バスが、トラックに激突して、運転手と乗客各お一人が亡くなった。
またまた、長距離運行の夜行バスの起こした死亡事故。400㎞を越えた夜行バスで、この会社は、規定通り、交代要員を含めた二名運行を守っていた。
1時間ごとに運転を交代して、あと少しで最後の交代だった午前5時台。。。バスは、パーキングエリアの直前にガードレールにぶつかりながらも、パーキングエリア内に進み、ノーブレーキで停車していたトラック2台に激突して停まった。
異変に気づいた乗客が居眠りを指摘して、止めようと叫んだが、行っちゃったみたいやね。。。運転手も死んじゃったから、死人に口なしか。。。
夜が明ける直前のこの時間帯は、長距離を乗るドライバーなら、知っているけど、魔の時間帯である。集中して事故が起きてしまう時間帯なんやね。。。一番疲れが出て、注意が散漫になり、眠気がピークになる。。。
だから、ドライバーは出来るだけこの時間帯の運転を避ける人が多い。先について寝るか、仮眠を取ってから走るか。。。この判断が夜行バスで無ければ出来たところなんやろうね。。。
ところが、この事故を伝えたテレビのニュースを見ていて、私は少し、恣意的なものを感じた。この事故を起こしたドライバーが、睡眠時無呼吸症候群の経過観察中であったと、どのニュースも伝えていた。
普通なら、どう考えても、ドライバーに過失があるただの、「居眠り運転」でしかない。ところが、会社はドライバーが睡眠時無呼吸症候群の傾向が有ることを知っていて、バスに乗せていた。。。悪いのは会社・・・ということにしたい国交省の役人たち。。。この意図が、見え見えで、こんな記者会見をさせているのやね。。
睡眠時無呼吸症候群というのは、患者数が200万人とも言われる。呼吸数が少ないから、深い睡眠が摂りにくいとされているけど、それがそのまま、居眠り運転の原因とまで結論づけるのは、少し強引や。。。
つまり、現行法では、バス会社は、睡眠時無呼吸症候群の経過観察中の社員を、運転させても法令違反ではない。。。産業医にもちゃんと相談して、経過を観察して、注意してください・・・程度なんやからね。。
このドライバーの勤務状態、健康状態、休憩の頻度、運転の様子。どれを取っても問題がないのに、役人は、会社が悪い事にしたい。。。おかしいやろ。。
個人の過失。。。これをどう防ぐかは、難しい問題や。人が人である限り、ヒューマンエラーをゼロにすることは、不可能や。オートクルーズやら、脳波でも関知して、睡眠状態になれば、自動停止する装置でもつけなければ、なかなかこの種の事故は減らない。。。
いま、日本では、毎年、交通事故で亡くなる人の数が、どんどん減り続けているのをご存知だろうか。車が良くなったことと、道路インフラが整ってきた。飲酒や薬物による危険運転が、取り締まりの効果が出た。いろいろな見方がある。
ただ、車というものが、いつの時代になっても、走る凶器であることに変わりはない。常に、危険と隣り合わせで、車は動いていること。この油断から、目を逸らすことが、一番の危険であること。これを肝に命じて運転するしかないわな。。。