ヤマダ電機の落日 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

ヤマダ電機の落日

 先週、近くのヤマダ電機に行く機会が有った。ちょっと変わった電球が切れたので探しに行ったのやけど、結局特殊すぎてその店には置いてなかった。いろいろ捜して、別のお店である、昔ながらの品ぞろえが自慢のホームセンターでやっと見つけた。


 それにしても、家電量販店も変わったね。。。来ている客が、昔と比べて、驚くほど少ない。それに、そのお客さんが意外と、60歳以上ばかりなんやね。。。そうか、若い人はネットで買っちゃうのや。店の売り上げを維持しようと、ドラッグストアのような商品まで電気屋で売っている。。。何かね。。。


 家電を値切って買う習慣のある我々50代以上は、現物を見て、店員と掛け合いを愉しむ傾向があるから、まだ、電気屋で、物を買うのやね。でも、値切り交渉をしない年代の人たちは、ネットで捜して、安全でしかもそこそこ、安い所で買ってしまう。。。これが原因なんやろうね。。。


 多くの街の電気屋さんを飲み込んで、成長し続けて来た家電量販店。最大手のヤマダ電機は、今まで快進撃を続けていたのやけど、何と、この量販店でさえ、最新の発表でついに初の赤字決算になったそうや。


 家電はネットで買う時代。店舗も、そこそこの規模で、形だけしかないところが、価格の真っ向勝負で競う世界。倉庫だけの電気屋。。。これが、今の主流になってしまった瞬間なんやろうね。。。


 家電製品を買う人たちは、価格の高いものになればなるほど、ネットで値段を調べてから来店する。同じぐらいの価格になるのなら、その店で買うけど、普通ならネット価格の方がかなり安いから、店員もその価格と同じレベルまで、値引きして、下げざるを得ない。。。これが、量販店が赤字になる原因なんやろうね。。。


 世の中がどんどん便利になって、どんなド田舎に住んでいる人も、秋葉原より安い価格で家電が買えるようになったのは、画期的や。


 ただ、その代わりに、お店のファンであるとか、いつも安くしてくれる特別な店員さんとの人間関係とかが、無くなってしまった寂しさがある。


 市場の商店での相対のお買い物が、コンビニの無言の中国人店員になってしまったような寂しさ。。。我々の求めていた社会って、これやったのかな。。。


 人とのつながりがどんどん薄れていって、コミュニケーション能力の低い人ばかりになると、他人の考え方や、自分との異なりに気づけない人が増えてしまうようになる。人は、人と話して、色々なことを気づくのだけれど、その気付きの機会がどんどん減ると、きっと良くない事が起きる。。。


 これからは、人とのふれあいが見直される時代になればいいと思うのやけれどね。。。