人権問題を突き詰めると出てくる不条理 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

人権問題を突き詰めると出てくる不条理

9/8(日)妾の子。愛人の子。二号さんの子。嫌な言葉やね。。。非嫡出子と嫡出子では、親が死んで、相続が発生したら、非嫡出子であるお妾さんの子には、正妻の子の半分しか、遺産が分配されてなかった。人として、同じ権利があるのは、憲法が法の下での平等を謳っているのに、おかしいのではないか。

 明治以来続く、民法上でのこの差が憲法違反であるという判断が出た。最高裁の判決だから、最終決定で、これが判例になるから、事実上、腹違いの子にも、正妻の子と、全く同じ権利が認められたってことになる。人権上は、日本は、国際社会から、この人としての差別を無くしないさいと、批判が出ていてたのを受けた形なのかな。。。

 ただ、子どもの過半数が非嫡出子である、日本とは違う結婚観を持つ、フランスなどと違って、日本ではまだまだ事実婚という婚姻形態は少数派である。日本の保守派の中には、あまり、正規の夫婦から生まれた子でない人間が増えてしまうことや、法律が、これらの人たちの権利を、より奨励してしまうようなことは、好ましくないという意見もある。私もどちらかと言えば、そっちかな。。。

 日本の家族制度や家制度は古くさいのかも知れないけど、あまり、「何でもあり」にしてしまうと、どこの誰が親であるかも判らない子が増えて、性のモラルが乱れ、社会が不安定になるのではないかという懸念があるのやね。今回の訴訟は、非嫡出子側から見た満点判決なのやけど、これ、逆に、嫡出子側から見たら、どうなのかな。

 自分は一人息子だと思っていた人が親の会社を継いで、経営していた。ところが、親が死んだ段階で、自分の父は、あなたのお父さんだという人間がある日突然現れるのやね。。。会社の株の名義が親父さん100%だった場合、もし、非嫡出が二人兄弟だっただけで、その会社の株を66%相続して、乗っ取れてしまうのやで。。。これって、とんでもない社会不安を与えないか。。。

 親の事業を立派に継いでいたのに、ある日突然、自分たちの権利を主張して、しかも、その人たちがその仕事を継がないので、資産を売却したいと申し出たら、同族会社は廃業せざるを得なくなる。となると、その企業に勤めていた社員さんやその家族みんなが解雇され、路頭に迷うのやね。。。極端な例なのかも知れないけど、明治の民法は、このために正妻の子に、より強い権利を残していたとは考えられないやろうか。。。それが社会の安定につながるから。。。

 日本人っていのは、外国人に弱い。特に白人に言われたら、自分の国の伝統や文化、慣習まで平気で売り渡してしまうようなことを平気でやってしまう。私、今回の事って、この文化侵略の意味合いが、ちょっとはあると思っているのやね。。。白人社会の倫理観やら、社会通念、価値観をアジアの国にまで押しつけるなって言いたいのやね。。。何様なんや。

 世界には一夫多妻の国もある。女の人たちだけで、共同で子育てをしている人種もある。貧しさのために我が子を手放す飛んでもない親も居る。それが現実や。先進国の正義感をそれら全ての国に当てはめようとすることは、私は、もっと、高いレベルの論議が必要やと思うのやね。第一、価値観を共有化しなければ入れない理由もないし、人として普遍的な事でも無いのやないかな。。。

 日本という国の、国柄まで変えてしまうかも知れないこの問題。たった数人の最高裁裁判官だけで、決めてしまえるような問題とは思えない。人のモラルの箍というものは、放置するとどんどん緩んでしまうものや。正しい結婚を推奨し、不倫を憎む文化が消えてしまうと、妻の立場というものも、より弱まってしまう。離婚や浮気はいけないことって、教えられなかったか。。。これが良い世の中になって、ええ訳がないやないの。。。人の権利を主張する人権保護が、社会の規範を必要以上に歪めることに、我々は少しは危機感を持つべきなのかも知れない。

 本当に、とことん、平等にしてしまうと、逆におかしくなってしまうこと。私はあると思うのやね。。。