白い色は恋人の色?
4/19(金)日本とアメリカでは、5月の第2日曜日は、全国的に、母の日・・・ということになっている。生花の業界の販売促進策か何かは知らないけど、この日は、花屋の店先は、赤いカーネーションで埋まることになる。まぁ、最初は恵方巻みたいなものか、バレンタインのチョコレートまつりみたいなもの・・・やったんやろうけどね。。。
でも、この日に、白いカーネーションでも、贈った日には、どこからか蘊蓄オバハンが飛んできて、白いカーネーションは、亡くなった母に贈る物。。。生きている人にそんなものを贈るのか・・・そんなことも知らないのか・・・と、これ見よがしに総攻撃に遭う羽目になる。。。
まぁ、日本人の常識なんて、所詮、ここ数十年の歴史しかないような、因習とか、習慣から来ていて、そんなに歴史のある物は稀やで。。。母の日のカーネーションのお話も、アメリカで亡くなった母の誕生日に、たまたまその人の母が好きだったカーネーションを、墓前に花を手向けたのが起源だと聞くと、満更、白いカーネーションがもっと売られていてもおかしくないのにな・・・なんて天の邪鬼なことも、言いたくなる。。。
どうも、日本人は、聞きかじりの知識から、けったいな「常識」を作り出すのがお好きな人が多いようで、何かにつけて、ルール化してしまう事が多いのかもね。。。本来、地方やお国によって異なる文化があるのだから、それを尊重しておけばよいものを、これが正しいのだと、画一化してしまうこと。意外と多い。。。それだけ、皆と同じでないことが怖い。。。言い換えれば、狭い村社会の島国根性が、いつまで経っても抜けきれない・・・なんて、悪口にもなっちゃうのやね。。。基本が、恥だけは、かきたくない・・・という、田舎者の発想でしかないのやね。。。
聞けば、アメリカやカナダなど、北米に住む人が、日本に来て、日本の結婚式に出ると、ギョッとするのだそうや。向こうの教会での結婚式では、カラフルな色花を使うのが一般的。ところが日本の結婚式の多くでは、白い花ばかりを使う所が多い。。かの国での常識では、白は葬送の時の色と決まっている。。。まぁ、結婚は人生の墓場へのスタート・・・なんていうブラックジョークは、通らないかな。。。
母の日のカーネーションも、日本だけの事で、世界では、母の好きなお花を贈る・・・というのが世界の常識なんやそうや。それだと、スケールメリットが無いという日本の商社あたりが、この日に大量に海外から赤いカーネーションを安く買い入れて、ええお商売にしたかっただけ。。。我々はそれに踊らされているだけ。。。というのが正しいのかもね。。。
どうも、日本人の中で白い花といえば、やっぱり菊の花・・・。高貴で特別なもの・・・天皇家のご紋章。。というのも、最高の花というイメージがあるのやね。。。それだけ、日本人にとって、白は特別な色なんや。。。だから、花嫁が着る白無垢。赤ちゃんが着る産着。死人が纏う死に装束。みんななんや白や。。。昔は、結納やら婚礼の席での床の間の花にも、白い菊は一般的やった。。。いつの間にか、西洋式の白は葬送のイメージ・・・とうのが、混ざりだして、白い菊を祝い事に使うのはタブーだという、人が増えて来て、現在に至る・・・という感じかな。。。
習慣や因習が混じり合うことは、グローバル化してきた世界では仕方のない事かも知れない。でもね、文化に裏打ちされた物を持っている人と持ってない人と、どちらが良いかと聞かれれば、その国のアイデンティティを持っている人が、尊崇の念を抱いて貰えるのは、当然やと思うのやね。。。
文明の衝突が起きると、どちらかの文化がより強い文化に凌駕されるものや。勝ち負けではないけど、日本人の持っている誇りや文化的背景は、世界の他の国と比べても、素晴らしさがあると思うし、何も他国の人たちの真似なんてする必要もないものやとも思うのやね。。。もっと、自信持とうや・・日本人。。。日本では白は最高の色なんや。。。それでええやんか。。。