中国の戦略、日本の戦略 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

中国の戦略、日本の戦略

4/3(水)ここ数年、さすがに少し成長の伸びは鈍ったものの、中国はまだ8%もの経済成長を続けている国や。いつか中国バブルがはじけるかも知れないという危機感はあるものの、世界の経済成長センターとしての地位は、しばらくは、まだ続くのやろう。

 欧米各国が経済成長してきた歴史を見ると、それは、植民地をいかに多く獲得するかの歴史でもあった。多くの資源や物資を獲得して富を膨らませてくることが出来たのも、この植民地政策に依るところが大きい。

 ところが中国という国は、他国の植民地にされたことはあっても、今の時代に、これから植民地を獲得しようということは、もうなかなか難しい。自国民の数が13億人とも15億人とも言われている中国で、これだけの人の食料や使うエネルギー、雇用などを確保していくのは至難の業ではない。自国の周りにある国を侵略しようにも、自国より経済的に先に開けている国ばかりだから、近くでは無理や。

 そこで、中国が目を付けているのがアフリカや中東になる。もともと石油資源を確保するために、中東へのルートは中国にとってライフラインでもある。その先に、未開のアフリカという、資源大国群があり、そのほとんどが、自国よりも後進国ばかり。。。中国のターゲットになる条件は揃っている。

 でも、今の時代武力で侵攻するなんていうのは、ナンセンスだし、そんなのを受け入れる土壌もない。だから、中国は札束に物を言わせて、アフリカ諸国を中国に隷属されるような政策を狙っているし、実際やっている。

 もともと、アフリカは、ヨーロッパ各国がテリトリーとしていた権益が残っている。でも今、西欧の国々の経済力は確実に弱っている。これを逃すはずはない。中国は、友好を装って、中国各国の経済発展支援とか、開発援助などを通じてアフリカの資源を自国に優先的に獲得すべく、暗躍しているのやね。。。

 まぁ、世界の今の情勢から見たら、一世紀ほど時代が戻ったようなことを、やっとる感じ。この国はまだ19世紀か20世紀のような部分がまだ残っているという、混沌が見受けられる。国内の民主化も出来ないという未熟さを内包したまま、経済発展を続けるアンバランス感。。。安心して見てられない。。

 こうしている間にも、世界はどんどん進化している。特に資源を持っていた国は、世界にそれを売って、大きなビルをどんどん建築したり、工場を誘致して雇用を増やしたりして、どんどん経済発展している。先日も、トルコのイスタンブールとか、スペインのマドリッドなどオリンピック招致に手を上げている国々の報道があったけど、どこも、元気の良い国は、増えて来ていて、確実に先進国と開発途上国との富の差は縮まっていると感じたな。。。東京だけが突出して先進国なんてとても言えなくなっているのかな。。。

 かつての日本は世界からその成長を奇蹟とまで言われたこともあった。その奇蹟もそんなにずっと起こり続けるはずもなく。ここしばらくは失われた20年とまで言われている。それもこれも、日本だけが世界の真似を出来ない事をやり続けていたから出来た事やったと思うのやね。。。このオンリーワンが日本からどんどん減ってきているのかな。いつまでも家電や自動車依存の経済界全体の体質を改善出来ないと、これからの日本はもっと厳しくなるのやろうね。。。

 いま日本がやるべきなのは、22世紀の世界の必需品になる技術を開発することやろう。環境やエネルギー、食料など、人が人として必要なものや仕組みやソフトを日本モデルとして確立して、それを武器に世界に売り込めるものが求められているのやろうね。その何かが、なかなか見えて来ない。

 ちょっと前、イギリスは英国病に罹っていると言われた。この20年、日本は日本病という長い病に罹っているのかもね。今までのパラダイムにすがりついて、座して死を待つよりも、いろいろな企業や組織が、精力的に元気になって、成長のための芽を探し続ける事が、いま大事なのやないかな。。。日本の強みは、多様性。数撃ちゃ当たると言ったら語弊があるけど、画一的ではない事が、有利に働く事も多いのやないかな。政治の仕事は、今まで元気だった企業を守る事ではなくて、規制を解いて、これから元気になる会社を育てること。ジャパンドリームがどんどん出てくる国が、良い国やと思うけどな。。。