アベノミクスは本物か騙し船か?
3/26(火)最近の流行言葉に、「アベノミックス」という言葉がある。レーガン大統領が推し進めたレーガノミクスにかけたのやろうけどね。。。安倍晋三氏が総理になって以来、為替は円安になり、株価は上昇に転じ、首相の呼びかけで、大企業は、この春から社員の給料を上げるのだという。そんなことが出来るのやったら、なんで前からしないのか。。。まぁ、ひと言で言えば、政権の持つ明るさかな。野田総理と安倍総理の大きな違いは、そのリーダーの持っている雰囲気や安心感でもあるのかな・・・。
ただ、ここまで順調に推移している脱デフレへの動きだけれど、これが本物になるか、それとも、ただの安倍マジック劇場なのか。ぼちぼち、危なっかしい部分を指摘する向きも出て来ている。調子良すぎるからね。。。悪くなった時が怖いのは、誰しも同じや。。。実際、安倍総理のやっていることは、少し前なら、異端児扱いされた経済学者さんたちの言って来た主張にかなり近い・・・。お札刷って、市場に溢れさせて、国債を日銀が引き受ける。。。この禁じ手とも言われたやり方に、果たして、乗ってええものかどうか。また、騙されるのではないか。。。様子見をしている人も多いと思う。。。
日本は失われた10年、20年、と言われる。20年間も成長してこなかった日本が、いきなり、2%もの経済成長を実現するために、シャカリキになっている。それも消費税を上げたいがためのシャカリキや。。。これって、どうやねん。。。
確かにインフレになれば、膨らみ続けた国と地方の借金1000兆円の相対的な価値は、どんどん下る。お金の価値をどんどん下げて、借金の金額は同じなのだから、返すのが楽になる理屈は判る。。。高度成長の時には、10年貯金してたら、倍にはなったのやからね。。同じ事をしたら、10年で借金の大きさが半分に出来ると言う理屈や。。。
日銀というところは、インフレの番人と言われるように、円の価値を下げないように、下げないように・・・という政策をずっと採ってきた。ところが、日本の社会というのは、欧米型ではないので、なかなか大きな投資を特に国内では躊躇する企業が多くて、なかなか金融政策がうまくいってこなかったのやね。。。いくら金融緩和しても、ゼロ金利やっても、金を借りるリスクが嫌な人ばかりになった。。。これが急に借金する人が増えるかね。。。麻生さんが2年で出来るかどうか。。。実態経済を判っている人の感想だから、重いわな。。。
アベノミクスを見ていると、どうも、輸出企業に重点を置いた政策が多いのも気になる。この企業たちは、日本からの輸出で儲けが出る構造の人たち。消費税が上がっても、国から大金の払い戻しが受けられる人たちばかりや。。。国内の中小企業は置いてけぼり。。。内需拡大はまだまだ時間がかかる。。。
でもね・・・、今の日本の製造業の大企業は、海外に生産拠点を移してしまって、日本に逆輸入している所も多い。。。これをどうみるかやね。日本は原材料を世界から輸入してこれを加工して、付加価値を付けて世界に輸出して、儲けてきた。。。でも、この構造って、徐々に崩れつつある。日本は加工貿易で食っていく国では無くて、新技術やプラント技術を海外に売って食っていく国にするとかになりつつあるのやないかな。。。
そのあたりの明確な青写真が無いまま、船を操舵しているような、気持ち悪さは拭えないなぁ。。。小学生の社会の教科書で、これからの日本はどうして、この世界で生き残って行く国を目指すと教えるのかな。。。それを知りたいわ。。これがないから、皆が言い表しようのない不安感から抜けられないのやないのかな。将来が明るくなったら、お金も使おうと思うし、結婚も増えて、子どもも増える。。。本当に、全部がうまく回り出すのやけどね。。。