官の商売。失敗のツケは誰が払うのや?
3/13(水)江戸時代に生活に疲弊した武士が、商人の真似事をして、結局うまく行かず、お商売に失敗することを「武士の商売」という言葉になったことは、皆さんご存じやろう。せっかく、商売を始めても、なかなか武士の身分であることのプライドが捨てきれず、上から目線でお商売を、やってたら、誰も相手にしなくなるっていう、例えも出来たぐらいやわな。
その武士の商売を、現代版に置き換えてみると、役人さんたちが、民間の真似事をして、事業をすること。これと、不思議と一致することが多いのやないかな。。。その昔、厚生年金や簡易保険、健康保険などが、集めすぎた資金を活用しようと、全国に続々と出来たかんぽの宿とか、公共の宿。その多くが、事業に失敗して、二束三文でたたき売られたり、廃業になって放置されたりした。
もともと、役人だった人が、誰も責任を取らない体質のまま、民間の真似事をやったらどうなるか。民間なら、自分の生活や人生を賭けて、その事業をするけど、親方日の丸体質のまま、美味しい天下り先としか、捉えていない人たちになんか、そんな真っ当なビジネスが出来るわけがないやんか。案の定、大失敗して、そのツケが資金を出した人たちに回り、当事者のお役人崩れの人たちは、ただ逃げるだけ。。。個人に、少しは、出資でもさせるべきやったのにな。。。要は真剣味が足らんのや。。。
大阪市が、市政100周年を記念してバブル時代に、「なにわ海の時空館」という施設を作った。何と、総工費が176億円。全部税金や。年間60万人は来る予定だった来場者も開館当初から1/3の20万人。その後、どんどん、人気は落ちて、今ではもう大赤字になり、税金で維持管理費を出さないといけないようになった。誰が年間5000万円も維持費をかけて、引き受けるはずもなく、民間委託も失敗。取りあえず今月閉館となった。
中には大きな江戸時代の南廻り船を忠実に再現した実物大の展示物もあって、その船の搬出代や、撤去費さえも、5億円と、莫大過ぎて、どうしようもない情況なんやて。罪なものを作ったもんやね。。責任取って、大阪の市議会をこの船の上でもやるか。。。市議会施設なら売れるやろ。。。船中八策・・・なんちゃって。。。
私、どうしても、自分のお金を使って作った物とかは、大事にするし、みんなのお金で作った物はどうしても、扱いがぞんざいになる。。。ってこと。有る程度は仕方がないと思うのやね。だから、そこには、少し厳しい目のルールが必要になる。私、このルールを作らなかった罪があるのやないかって感じるのやね。。。
何かをやるために、リスクがあるのは、資本主義社会では当然や。リスクのない情況が、甘えを生んで、それがまた、無責任な体制を助長してしまうという、悪循環に陥る。。。官の商売も、そういう部分が多分にあって、少しは、それを担当する人にリスクを負って貰うような仕組みが必要やないのかな。もちろん、逆に、うまくいったら、その人の成功報酬とか、インセンティブの部分も少しは上げないといけないけどね。。。
人は、目の前に何か人参のようなものをぶら下げておかないと、早く走れない。このモチベーションを上げるものが、意識改革なんやね。役人体質のいっちゃん、悪い所は、頑張らないこと。がんばれば、出る杭を打たれるという、間違った体質も敵や。官民格差の本質は、官の商売っけの低さと、一般から全く違う、競争意識の無さや、浮世離れした発想。ぬるま湯の仲間意識。これから、脱してくれる人たちがどんどん出てくれば、日本も良い国になるのやけれどね。。。