誰か不毛な体罰教師狩りを早く止めてくれ
2/2(土)大阪市立桜宮高校の教師暴行による生徒の自殺事件以来、いろいろなところで、虐待か体罰か、見せしめか、暴力か、パワハラか、何か定義は分からないけれど、指導者によるフィジカルコンタクトが、絶対禁止かのような、流れが、マスコミによって作られているのは、何か凄くおかしな事になってきていると、私は思っている。
女子柔道のオリンピックのコーチが、選手達十数人から、集団で暴力反対の直訴をされたことから、急速に、この流れが激化したようにも思える。柔道のような格闘技に近い競技での指導まで、ノータッチでないといけない。。あるいは、暴言を規制しようとする流れ。。。私には、ちょっと行き過ぎのような気さえするのやね。。日本はやっぱり、特殊な草食系の人しかいない社会なのかね。。。
それにしても、なんでここまで急に・・・という、思いはある。昔から、東京五輪女子バレーボールの大松監督とか、選手を口汚く罵るシンクロナイズドスイミングの鬼コーチとか、いろいろ有名な指導者たちはいた。泣きながら付いてきた選手だけが栄光を勝ち取れる世界が、スポーツの世界の厳しさだと教え込まれた。その礎がいま、簡単に、崩れ去ろうとしているのやね。。。
私は、何故、指導者の人たちが、自分たちのやってきた事を、ちゃんと理論立てて、間違って無いと、抗弁しないのか・・・と、思う部分がある。そうでないと、日本スポーツ界の根性論のようなものは、マスコミのつまならい無責任なバッシングで消え去られてしまうやんか。。。それどころか、犯罪者にまでされるのやで。。。違うやろうって、何故、言えないのや。。。
そういえば、プロスポーツの世界でも、相撲部屋での竹刀での折檻とか、弟子へのかわいがり・・・とか、そんなのが問題になっていた。愛の鞭と、ただの暴力とは、こう違うのやと、ちゃんと定義付けて、説明出来る人が出て来ないと、こんな流れは、どんどん広まってしまって、日本のスポーツ界は、ダメダメになってしまうかもね。。。
例えば、アントニオ猪木氏が壇上で、希望者を募って、「闘魂注入」と称して、大衆の面前で、その人の頬をかなり強く叩く。これが、暴行罪になるのか。ならんやろ。それは、被害者というか、希望者というか、その人の「納得」と「了解」があるからやないのか。自分に気合いを入れて欲しいから、自ら希望してやってもらっている。ここがキーワードになるのかもね。。。
前述の桜宮高校のPTAも、体育科に通う子供たちの親が、早く生徒の募集と、スポーツ系クラブの活動を再開して欲しいと、要望書を出している。これって、親も子も、厳しい指導の先にしか、良い成績を上げられる未来が無いと信じているからやと思うのやね。。。
スポーツっていのは、指導者の善し悪しによって、結果が大きく変わるものや。逆に良い指導者に指導して欲しくて、自分の志願校を変える事も多い。つまり、そこには、ギブアンドテイクの関係が成り立っているのやね。。。将来プロになりたい生徒は、良い先生のいる高校を目指し、結果を残して、初めて世間から注目してもらえる。。。結果が出なければ、原石は原石のまま、埋もれてしまうのみや。。。だから、有る意味、人生が賭かっている。。。だから真剣や。。。
問題は、指導する側と指導される側の温度差がある場合やと思うのやね。。。厳しい指導は望まない生徒が、自分の名前を上げたいと必死になっている指導者の熱血指導を受けなければならない情況。。。ここに悲劇がある。。。これに耐えるべきか、耐えきれなくて、そのスポーツを諦めるか。。。。ここが難しい。。。進学を選択する時点で、ここの学校は、厳しい指導をするので有名とか、逆にこの高校は、指一本触れない・・・とかの情報公開でもして、入部、入学の際に、保護者と生徒に、誓約書でも書かせるところが増えて来るのかもね。。。
外形的な行為として、例えば、人の頭をしばく。。。という行為一つを取ってみても、親愛の情を持ってするケースと、その人を懲らしめようとしするケース、その人が憎くてするケース、自分の鬱憤晴らしのためにするケースなど、ほんと、いろいろなケースがある。見ている人は、そのケースが何に当てはまるのか、瞬時には判断が付きにくい。。。何を言っても言い訳になるからね。。。
誰か、教育界のお偉いさんが、これに関する諸々について、ピシッと定義して、こうしようという、結論めいたことを言ってくれないかな。。。それまで、体罰は、寸止めにでもするしかないのかな。。。
私の中学時代の恩師に、お一人、シッペをするので有名な先生がいた。その先生は、化学の先生で、生徒にどうしても覚えて欲しい元素記号などを、記憶できるように、宿題を出して、後日、公開の授業の場で、テストをする。今ならアウトなのかも知れないけど、その頃は、シッペされるのがとても痛くて、それが嫌で、必死になって、単語カードを片手に覚えた記憶がある。四酸化三鉄(Fe3O4)・・・。シッペされるのは嫌やけど、宿題を覚え切れて来なかった自分が悪い・・・。だから、致し方がなかったのやね。。。そこにある種の納得のルールが有る。だから、この体罰は、皆から、受け入れられていた。。。
化学が苦手だった私でも、未だに、元素記号だけは、ほとんど覚えている。これも、その先生のおかげさまである。シッペされるのは、痛いので嫌だったけど、今でもその恩師のことは、感謝している。先生と生徒の間の関係って、実はそんなものなのかもね。。。その先生も生徒が憎くてシッペするのやない。我慢せえよ・・・の言葉の裏っ側には、必ず愛がある。ここらあたりが、この手の問題の、ヒントなのかもね。。。