命が惜しけりゃ格安バス旅行はやめておけ。。。
5/7(月) 金沢から東京ディズニーランドまで、片道3500円。格安運賃の高速バスが関越道で、とても悲惨な自損事故を起こした。居眠り運転で何と7名もの人が死んだ。。。ガードレールと防音壁の間に有った隙間。。。よりにも依って、こんなピンポイントの隙間に居眠り運転のバスがノーブレーキで突っ込み。バスは悲惨にもギロチン状態になった。。。交通事故っていうのは、もの凄い偶然が重なりあって、たまたま起きるものや。。。
長時間のドライブ。それも夜間となりゃ、運転がいくら好きな人でも、いくら得意な人でも、危険と隣り合わせや・・・。ずっと運転をしている人でも、何度か、居眠り運転になって、ひやり、ハットした経験がある人がほとんどやろう。。。それだけ、車の運転というのは、一人の人間の能力だけ・・・に頼っていると、言っても過言ではないし、ちょっとしたことで、これだけ悲惨で重大な事故が起こせてしまうものなんやね。。。
もし、この事故がガードレールにぶつかっただけやったら、防音壁にぶつかっただけやったら・・・。居眠り運転に気づいた運転手は、ハッと目覚めて、急ブレーキを踏んでいて、恐らくこんな大事故まではならへんかったやろう。。。運転手の人も、もっと十分な睡眠を取れていたら、こうはならなかったやろう。。。ツーマン運転手での運行やったら、この事故は防げたやろう。。。いろいろな、「もし」が惜しまれる。。。
私は、小泉さんのやった規制緩和は、時代の流れだったという意見には賛成だけど、問題は、その後に、誰も緩和しすぎた規制を見直す作業をやらなかったこと。。。これが惜しまれるのやね。。。バス会社や運送会社などは、以前は、厳しい免許制が敷かれていて、運輸省が許可した業者しか、緑色のナンバープレートが取得できないほど厳しかった。
車を増やす際も、厳しい審査があって、今のように自由にどんどん出来なかった。それが、認可制から、申請だけで済むようになると、やっぱり、雨後の竹の子のように個人でトラックやバスを買って、商売をする小さな会社が乱立したのやね。。。会社や車が増えると、価格競争が起きて、いろいろな意味で料金が下がって、利用者は喜んだのやけれど、ハッキリ言って、運転手のスキルや質は幅が拡がった。つまり、素人に毛が生えた人でも、プロと同じ報酬で仕事が出来てしまうことにもなったんやね・・・。
つまり、運転手の研修もしない。大した運行管理もしない。日雇い感覚の一人親方の人たちが、どんどん増えて、その人達が、仕事を取りたいものだから、どんどん安値で、請負をしてしまう。実は、格安高速バスの普及は、こんなことに支えられてきたのやね。。。事故を起こしたバス会社の名前からして、「陸援隊」やろ。。。いかにも、水屋・みずや(業界用語で、自分では車を持たずに、下請けを使って運行を請け負い、差額だけを利益にする会社)本当のバス会社からしたら、卑下する存在の、なんちゃってバス会社・・・なんやね。。。
今回の事故を起こしたバスかて、金沢から千葉やろ。その距離600㎞。これを交代要員無しの一人で運行させる。。。法律上は問題がないというのなら、その法律がおかしいやろ。。。トラックなら、マイペースで十分な仮眠を取る方法も可能だけれど、バスなら、到着時刻により正確性を求められて当然。当然、眠たいけれど、無理して時間通り、走らないと、クレームになる。。。この状況で、一人の運転は辛いで。。。
私は、今回の事故の犠牲者の方は、有る意味、規制緩和の犠牲者でもあると思うのやね。。もうちょっと、ルールを厳しくして、300㎞を越えた運行ならツーマンでしか認めない・・・とか、居眠り運転警告装置とか、ドライブレコーダーの装着を義務づけるとか、そんなことぐらいやらんと、同種の事故は防げないのやないかね。。。
悪く言えば、今度の教訓は、命が惜しけゃ、格安運賃の夜行バスは乗るな・・・。もし、どうしても乗るのなら、運転手が2名乗らないバスは、やめとけ・・・。それぐらいしかないわな。。。亡くなった方のご冥福をお祈りします。。。