日本のマスコミに中立なんかを期待するな!
1/13(金) 今週の初め、在阪民放テレビ局3社に、コンクリートの塊などを投げつけて、テレビ局の看板を潰したり、ウィンドウ・ガラスを割ったりする、無茶な事件が起きた。被害に遭ったのは、朝日放送、毎日放送、関西テレビの三社。いずれも大阪キタエリアにある放送局で、何故か、京橋にある読売テレビに被害は無かった。このニュースだけ聞くと、何か、やや左の政治的な傾向のあるマスコミが被害に遭っているから、ちょっと右翼がかった人の犯行やろうか・・・それとも、地理的な問題か・・・。こればっかりは、不明やね。。。
そういえば、全国的には、長らく営業収入日本一を誇っていたフジテレビが、ここ3年ほど低迷して、今は日本テレビが日本一なのやそうや。。。ミタ効果もあるやろうけど。。。フジは、例の乗っ取り事件やら、韓流デモやら、ゴタゴタが続いたからやろうね。。。日テレが確かに、今一番、在京局では、イデオロギー色が薄いような気がする。。。
昔、フジテレビって言ったら、政治思想的には、一番右やったのにね。。。スポンサーや、広告代理店の電通がらみで、左に急ハンドル切ったのかね。。。日本のマスコミが、中立の建前を放棄してしまったのは、残念やな。。。
資本主義社会では、金を出すところが強いのは当たり前。今まで、マスコミが独立的な孤高な倫理観を持つなんて、言われて来た事が、逆にどんどん、難しくなってくるのやろうね。。。そりゃ、広告代をボンボン使っているパチンコ屋とか、地域独占で金が使い放題の電力会社とか、そんなところの言いなりに、放送局や新聞社がなっていく・・・のが、仕方のない事なのかね。。。
マスコミの公共の指命なんて、かっこええ事を言っていても、やっぱり、スポンサーさんがお金を出してくれないと、何も出来ない現実がある。民放って、そんなものや。新聞だって、いつも大きな広告を出してくれるクライアントさんの、不祥事があっても、強くはたたけないもの。。。そんなことをしたら、もう広告出さないぞ・・・で終わってしまうからね。。。
出版界では、こんな企業に媚びることを快しとしないので有名な、雑誌がある。「暮らしの手帖」っていう本を出しているところや。ここは、厳しい商品テストをすることで有名になった。あくまで消費者の立場に立って、メーカーのネームバリューや、営業力とは無縁の世界で、掃除機や洗濯機などの電化製品の過酷な耐久テストをしたり、使い心地をリポートしたりして、辛口の意見も書く。。。そんなスタンスが売りの雑誌である。
でもね。この暮らしの手帖も、広告料収入がゼロで、一般消費者が支払ってくれる雑誌代だけが、収入源となるのはやっぱり、苦しくて、雑誌自体が、とても高いものになっていく悲運があったのやね。。。雑誌も広告代で安く出来るシステムが世間の常識になっとるからね。。。
日本には、NHKという、公共の放送局という仕組みがある。この放送局の番組には一切の広告宣伝は入らないし、ビールのラベルまで隠して撮影する徹底ぶり。。。これもまた、不自由なことになっとる。その割りには、NHKを解散して、民放にしてしまえという声は、何故か上がらない。私なんかは、もう公営放送の時代的な意味は薄れたと思うのやけれどね。。。
ただ、その日本放送協会でさえ、放送局が、意志や思想を持たずに、完全な中立を保ち続ける事が、なかなか難しい時代になってきているのやろうね。。。昔のような一様性の日本ではなくて、多様性が進んでいる日本で、その軸足がどこに置くか、どのぐらいの振れ幅まで許されるものなのか。その塩梅が、一概に決められない時代になってきているのやろうね。。。
これまで拡がり続けて来た日本の多様性。混沌になる前に、逆のベクトルに動いて、振り子のように、一点に収斂されていく必要が、逆に今の時代に求められていくような気がするのやね。。。