真っ当に生きることが難しくなる嫌な世の中 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

真っ当に生きることが難しくなる嫌な世の中

11/12(土) 正しいことをしても、逆にひどい目に会わせられることってある。理不尽やけどね。。。西成の愛隣地区で、向精神薬の売買をしている人の実態を、読売テレビの報道番組が放送した。ところが、この取材を受けた51歳の協力者の男性が、ヤクザから、フルボッコされて、頭蓋骨骨折の大怪我をした。。。

 貧困ビジネスをしていることが、テレビに映ることは、当然、非合法組織からしたら大打撃になる。。だから、テレビに出た人を、やくざが見せしめに痛めるのは、当然予想出来た事やのに、十分な本人特定への配慮が足らなくて、事件になった。。。なんと、放送終了後、僅か40時間で、この男性は、大怪我で入院になったそうや。。。

 悪い事をした人を暴くのは、報道の人からしたら、正義なのやけど、この正義の味方気取りで、協力してもらった人のプライバシーとか、身の安全のことに配慮出来なかったのは、有る意味、マスコミの横暴と言われても仕方がないわな。。。


私は、番組の製作をしている人たちの感覚が、もし、これを放送したら、どうなるか。どんな事態に陥る危険があるかという、想像力。。。この能力が乏しい人が、番組製作に携わっているのではないかという、危惧を感じるのやね。。。

 よく、テレビを見ていると、映像に映った顔をぼかしたり、声を変えたりして、本人と分からないようにして、放送するケースがある。この番組製作者の方が、現実問題として、本当に、その映像に映っている人の身になって、その映像を作っているかどうか。。。その感覚のズレは無かったか。。。このあたりが問われているのやろうね。。。

 実際、顔の映像は、ぼかされていたそうやけど、声や自宅の映像は、そのまま放送されていたそうや。。。つまり、暴力団関係者からしたら、容易に本人が特定出来たということ。。。報復対象を絞るには、恐らく、簡単やったのやろうね。。。

 今回のケースは、読売テレビの取材のおかげで、向精神薬の売買実態が明らかにされて、非合法組織が、警察に目を付けられるようになる。。。そして、取材に協力した人が、ヤクザから、報復を受けて、悪く言えば、テレビは、協力者を見捨てた格好になった。。。まぁ、大マスコミからしたら、クスリを売っているようなオッサンなんて、ゴミのように使い捨てる。。。そんなのを、垣間見た感じかね。。。そんなことは、知らない・・・では、本当は、済まないような話やのにね。。。

 いま、中国では、誰かが道に倒れていても、誰も助けないのやそうや。。。何故か、以前、車にひかれた少女を助けた人が、逆に、その少女の親から犯人として訴えられて、有罪になってしもたという話題が記事になったそうや。。。つまり、正直者が馬鹿を見る。。。ような話。。。そんな社会になったら、誰も人助けなんてせんわな。。。

 社会正義は必ずしも、常に良い結果にはならない。。。社会の理不尽さとのせめぎ合いに晒される。。。現実的には、ヤクザにはなかなか逆らえないし、事故に遭った不幸な子どもを、見て見ないふりをするのが、世の中を上手に渡り歩く術ということになったら、何か空しいような気がするね。。。情けない情けない。。。