サムライ・スピリッツを持った経営者はいなくなったのか? | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

サムライ・スピリッツを持った経営者はいなくなったのか?

11/11(金) オリンパス光学っていう会社がある。普通の人なら、その昔、大ヒットしたカメラ、オリンパスペンという、コンパクトカメラをイメージするやろうね。。。うちにも昔、有ったわ。。。最近になって、私、実は、ニコンのデジタル一眼レフを、あまりにも大きくて、使い勝手も悪いので、たたき売って、今年、オリンパスのミラーレス一眼に買い換えたばっかりや。。。

 でも、現実的には、この会社、カメラが主力ではなくて、ファイバースコープの世界シェアがダントツ1位の、光学機器メーカーなんやね。。。内視鏡っていうやつ。。。今では、その管が細くなって、もう胃カメラは鼻の穴から入れられるほど細い。。。肛門から入れる大腸カメラも、昔のより今のは細くなって、先にいろいろ武器が装着されていて、ちょっとしたポリープやったら、その場で取って、傷口までクリップりようなもので固定したり、そのハイテクぶりは、驚く。。。

 今年も私は、大腸内視鏡をやったけど、以前大学病院で旧式の管が太い機器でやって苦しい目に会ったのとくらべて、新しい機器は、ほんと、負担が少ない。楽や~。そういえば、大腸癌の切除手術も、開腹せずに穴だけ開けて、その中にカメラを潜り込ませて、その映像を見て医師が施術するスタイルが多くなったのだという。。。これも光学機器メーカーの技術革新が新しい時代を切り拓いてきたと言えるやろうね。。

 そのオリンパスが最近、何かゴタゴタが多いと思っていたら、結局過去にバブルの失敗を隠蔽して、大損していたのを、隠して、どんどん歴代の社長に先送りしていたのがばれたのやて。。。それも外国人の社長さんになって、初めて発覚したというから、情けない話や。。。

 一部上場企業のオリンパス光学の株価は、その技術力の高さから、同業他社よりかなり高かった。それがここ数日で実に三分の一に急落した。。。株価が三分の一になるということは、今なら簡単に高い技術力を持った企業が、とんでもない安値で企業買収出来るということ。。。狙っている外資は多いのやないかね。。。

 まぁ、昔は、特に1990年以前は、株を買えばもうかる時代。。。何をしても、どんな業種でも、どんどん株価が値上がりしていた時代。。。どこの会社も、財テクをして、ボロ儲けしておった。。。史上空前の株高で、どこの企業も、本業の儲け・・・より金融運用益が上・・・なんていう時代やった。。。

 その後、バブル崩壊で、どの会社も、飛んでもないほどの赤字を出すのやけど、その処理に10年ほど、かかつた。。。それが失われた10年と言われた。。。多くの企業が正直に、株の損失を計上し、その処理策を地道に行っていたのに、このオリンパスという会社の経営者は、事も有ろうか、自分のミスを認めたくなくて、この大損を隠し続けたのやそうや。。。

 他の企業を買収するためのお金を計上して、その一部を、損失補填に使う。こんな手口やったそうやけど、これって、株を上場している企業にとったら、投資家に嘘をついて、株価が落ちないように、操作をしていたことに他ならない。。。つまり、粉飾決算やね。。。これを、歴代の経営者が秘密裏にやっていたというから、悪質やんか。。。私、日本の企業の良心を、踏みにじってしまったこの会社の罪は重いと思うで。。。日本の企業は、ちゃんとしている・・・真面目で愚直という、評判に泥を塗ってしまったのやからね。。。

 ライブドアの堀江が、上場企業の義務である決算書に虚偽の記載をして、牢獄に収監されているのだから、オリンパスの歴代経営者も、当然同罪。。。それどころか、粉飾額が膨大やから、懲役100年でも足りないぐらい。。。日本っていうのは、経済関係の犯罪は、比較的低いのだけれど、今度の悪質さは群を抜いている。。。ここは厳しく罰せないと、日本の株式についての信用不安にまで、影響しかねない事になるから、大事やで。。。

 それにしても、自分の社長の時の失敗を、隠したい。自分の評価が低くなるのを怖がる体質っていうのは、実は、企業の経営者までもが、安物のサラリーマン化している・・・というか、事なかれ主義の役人体質に、染められているようなお話やと思うのやね。。。自分が起業して、自分が育ててきた企業なら、自分がケツを拭くのは当たり前。。。それが出来ずに、後輩に自分のミスや、ツケを回して、何とか自分の責任を低くしてもらおうとしたこの行為。。。私は、最も恥ずべき行為やと思うで。。。日本の経済界の片隅にも置けないほど、ひどい話や。。。

 日本に、サムライ経営者は、もういなくなってしまったのかね。。。