京都のお茶屋さんが一見さんお断りにしている理由 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

京都のお茶屋さんが一見さんお断りにしている理由

10/30(日) 先日、発言小町っていう読売のサイトを見ていて、ちょっと考えさせられる書き込みがありました。そのトピ主さんは、その方の、行きつけのコーヒーショップへ行かれたそうです。そのお店は、「未就学のお子様お断り」という看板のある、大人の雰囲気を大事にされている喫茶店。静かに流れるBGMとコーヒーの香りを楽しむのがオーナーさんのこだわりのようです。


 そのお店に、小学校に入ったばかりの子どもさん連れの親子2組が来られたそうです。その子どもさんの、しつけがなってなくて、インテリアを触ったり、他の客が食べているケーキを指さして、ママこれ食べたい。。。と騒ぐ、親は注意をせず、おしゃべりに夢中。。。そんな状況を見るに見かねて、そのお店のマスターが、「当店ではお子様はお断りしています」と、言いに行ったんやて。そしたら、逆ギレしたその親が、うちの子は、小学生だから、未就学ではないと反論。。。


 そのマスターさん、「当店での未就学者とは、学問を習っていない人のような振る舞いをする方であって、年齢ではございません。お客さま、お代は結構でございます。」と、言って、追い返してしまったそうや。その後、お店にいたお客様全員に、クッキーを配って、お騒がせしました・・・と、お詫び。。。トピ主さんは、「大人って素敵」と、結んでらっしゃいます。


 このトピへの書き込みが、「マスターさん、かっこいい・・・。」というものと、「看板に偽りあり、客商売としてなってない・・・。」というのに二分されていて面白かったんやね。。。私、これを今の時代を何か、象徴しているようで、結構、面白かった。


今の時代って、何か、確かに、お客様第一主義っていう、錦の御旗がある。でも、それって、実は、法律でも何でもなく、大手のチェーン店とか、上場企業なら、こうする。。。という、客あしらいのマニュアルのようなものであって、本当は、全ての客商売に携わるお店は、こうでなくてはならない・・・という、物ではけっしてないのやね。。。


特に、今の30代ぐらいの方なんかは、この傾向が強いのやけど、自分思考のカテゴリーの外の領域にある対応をするこんなお店を、まるでモンスターペアレンツのように、攻撃する癖があるように思うのやね。。。「これが、常識よ・・・」ってね。。。でも、その常識って、実は、その年代の人たちだけの意識の中での常識であって、これが、たまたま、結構な人数がいるから、まあまあ、最大公約数のメインになっているだけ・・・っていうことになかなか気づかれてないし、認めようとされないのやね。。。


実は、個人営業のお店って、星の数ほど、あるのやけど、そのお店一つ一つには、経営者の考え方があって、どのお客様を大事にしたいか。どういった客には来て欲しくもないというのは、実は、お店の自由であるという、黄金律があるのやね。。。忘れ勝ちなこと・・・やけど。。。逆に客は、一見の客やのに、最高の扱いを要求する。。。分不相応にね。。。同じお金を払っているのだから・・・。自分は今日だけの客やのにね。。。


例えばラーメン屋の店主が気むずかしくて、自分の味に自信がある代わりに、無茶苦茶愛想が悪い。でも、自分はその味に絶対的な自信があるから、言う事を聞いてくれない客は相手にしないという、その店だけのルールは、有り・・・なんやね。。。


そんなことをしたら、客は減る。。。そんなの幾ら言われても、自己責任。あんたに、何でそこまで心配してもらわないとアカンのか。。。で終わり・・・な話や。。。それとも、アンタ、毎日来て、もっとたくさん注文してくれるのか・・・という態度になる。そう、お店にとって、一番大事なのは、間違い無く常連さん。。。それでも店は繁盛するし、その常連さんの迷惑になる客っていうのは、商売の邪魔をする敵であるという発想を持っても仕方無い。。。そういう考え方も出来るわな。。。


京都のお茶屋さんでは、一見さんお断りのお店が多い。これは、お客に来て欲しく無い・・・のやなと、早合点する人がほんと、多い。。。ちゃうのやね。。何も知らない方が来られて、他のお客さんに迷惑になるのが、一番お店は怖いんや。。。だから、誰かの紹介やったら、その人の顔を潰すことになるから、無茶なことはしない。。。舞妓ちゃんや、芸子さんに、旅の恥はかきすてで、酔いつぶれてひどいことをする一見さんに、ほとほと困り果てて、仕方無くやっていること。。。これぐらいのことが分からんのやね。。。


もちろん、どんなお商売でも、お客様を大事にしないお店は、流行らない。。。でもね。。あんまりたくさんお客が来てくれると忙しくなって、大事なお店の雰囲気が乱されてしまうという考え方もある。その価値観で、お商売をやってられる方もある。それを認めない社会っていのは、視野が狭すぎるし、人の気持ちを大事に出来ない残念な人という見方も出来るわな。。。どうも、このあたりが、私が面白いと感じた根幹部分のような気がした。。。