東電の賠償は公平を正当化するためにまた不公平をつくる | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

東電の賠償は公平を正当化するためにまた不公平をつくる

9/4(日) 東電の福島原発事故の影響で、避難を余儀なくされた人、家畜や作物が売り物にならなくなった人。私は、これは当然、東電が賠償するのが当たり前やと思っているのやね。。。ところが、外国人観光客が来なくなって、受けた被害。。。これまで賠償せんとあかんものなのか。。。

 外国人が来ない代わりに日本人の観光客誘致に頑張って、集客に成功したところはどうなんや。そこは、賠償は貰えるは、売り上げは何とか維持出来た・・・・ってケースになるのやで。。。放射能を嫌がって、来日そのものを止めた中国人の観光客が使うはずだったお金まで、賠償に含めたら、おかしい事になるのやないかね。。。秋葉原の電気屋やら、ドラッグストアなんかに、我々の公金から売り上げの補償をするって、果たして、国民が納得するかね。。。

 私、今度のことで気にくわないのは、東電がまず自らの身を切ることをせずに、最初から政府の原子力損害賠償支援機構なんていう、外郭団体まで作って、公金を賠償に回す仕組みを、真っ先に、作りよったことなんやね。。。超豪華な保養施設や、一等地に建つ職員住宅、不要不急の未利用な土地などの処分を、たった4000億ほどしか、してない点なんや。。。

 私、物事には順序っていうものがあって、当たり前・・・やと思うんや。。。国に助けを乞うのなら、まず先に自らの身を切って、ここまでやりました。でも、どうしても足りませんから、国に助けて下さい。。。っていうプロセスが大事やと思うのやね。。。ところが、これがすっ飛んでいる。。。東電の親方日の丸体質はそのまま。儲けが減れば、電気料金を上げれば済む体質。。。何も変わってへんやんか。。。こんなままでええのか。。。

 それと、この種の賠償請求っていうのは、実は、多くの日本人が、請求をしないものやと思うんや。。。命が助かっただけでも良かった。自分は何とかなるから他の人を助けて上げて。。。っていうのが、日本人の美学やんか。。。これを卑しめる事にもなる。。。。こんな賠償のやり方になると、「貰える物は貰わないと損・・・」と、本来、要らないと思っている人まで、「寝た子を起こす」ことにもなっているのやね。。。

 もともと、原発の事故と言っても、一次的には、自然災害である津波が直接の原因や。。。天災なら、仕方がないと、あきらめてくれる人って、日本人に多いと思うのやね。。。ところが、政府の原子力被害賠償紛争審査会なんていう、仰々しいものまで作って、ご丁寧にも、このケースはなんぼ。交通費がいくら。避難所生活が一日なんぼ。。。まで決めるって、どうやねん。。。

 私、何が公平かが分からないけど、公平の「ふり」・・・をするために、また新たな不公平が拡がるってこと・・・有ると思うのやね。。。所詮、損害の状況を査定するのも人や。。。その人のさじ加減一つで、被害が重くなったり、軽くなったり、請求なんてしないでおこうと思っていた人も、人が請求するなら、私もしようと。。。そんなことが山ほどあると思うのやね。。。

 そして、もう一つの問題は、天災の部分と、東電の過失の部分との関係が不明確な点や。。。例えば、その割合が半分づつやと仮定したら、100万円の被害を被った農家の方は、半分の50万円は天災だからあきらめてもらって、残りの半分は弁償しますってことにせんと、おかしなことになると、思うのやね。。。

 そうやないと、原発被害に認定されたところは、100%の賠償があって、そうでない津波の被害だけのところは、補償がゼロっていうことになる。。。その境目が県境やったりしたら、それがたまたま、お隣同士やったりしたら・・・本当にそれって、正義なのかね。。。

 損害賠償なんて、被害にあったと訴える人が、それが司法の手によって認められて初めて、賠償してもらえるっていう大原則があると思うのやね。。。ところが、それをせずに、弁償をどんどん積極的にルールまで決めて支払う。。。日本ってどこまで、世界ルールを無視したような国なのかね。。。人が良すぎるのを通り越して、ちょっと、馬鹿げていると私思うで。。。

 国は被害を最小限に抑えようとする。被害者は自分の被った被害を相手に認めさせようとする。。。これで初めて、対立の構図が成り立つのに、それが無くて、片一方の方だけが決めたルールで、どんどん支払う。。。何か違うような気がするのは私だけやろうか。。。このルールに不満の有る人はどうするのか。。。。私、被害者の人たちに、身方しない・・・つもりってことやないのやで。。。ただ、極めて奇異な賠償金の支払い方が、今後、過言を残すのやないかって、心配しているのや。。。

 私、この国の、何でも国にツケを回すような、悪い癖が、嫌いなんや。。。公害、肝炎、アスベスト、差別、そして、放射能。。。本来、その対象となる企業がいるのに、そこに言わずに国のせいにしたがる傾向。。。私は悪しき慣例やと思うんや。。。

国賠っていうのは、本来、その企業が倒産してどうしようもないから、特別に国が助けて上げないと、著しい不利益が個人にあるから、仕方無しにやるはずのものやった。。。ところが、これが、エスカレートしてきて、何でもかんでも、国賠にして、市民団体やら、市民運動のネタにしたい人たちが増えて来て、その人達の運動のための訴訟・・・みたいになりつつあるのが、嫌いなんやね。。。

そんな賠償をしなければならないのやったら、国はそんな責任の重い仕事をするなという意見もある。企業の自己責任で何でもやらせるのが世界の常識。。。ここまで国がしゃしゃり出なければ行けない国なんて、日本ぐらいやないか。。。だから、こういった人たちにつけ込まれる。。。もっと国の仕事は最低限にせんと。。。