原子力損害賠償法は世紀の悪法になる? | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

原子力損害賠償法は世紀の悪法になる?

8/10(水)原子力損害賠償法が成立した。賠償額がいくらになるかも分からないのに、民間会社の事故の責任を国が保障する法律。。。これって、言葉を変えたら、経産省と電力会社のべったり癒着を容認するような世紀の悪法やと、私は思う。。。東電という民間会社のすべき賠償に、国がお墨付きを与えてしまったのやから、これで、国民がこぞって、国におねだりを続けられてしまう理不尽な構造が出来てしまったという点においては、残念やね。。。予算の支出に、全く、歯止めというものが、ないのが、ほんと、気になる。。。

 私は、電力会社っていう極めて公共性の高い事業を、一部の民間会社だけに独占させるっていう、癒着が生まれやすい体質は、かねがね大問題やと思っていた。実際問題として、電力会社やその関連会社には、どれだけ世間の批判が集まろうとも、もの凄い数の経産省OBが天下りしている。

 むしろ、民間会社という皮を被っているだけで、電力会社は実質上、地域独占企業が利権を握っている。ガス会社やら、民間企業の中での発電まで認めなくて、儲けが他に漏れないように、ガチガチに固めている体制。。。競争原理も何も働かないから、ほんと、おかしな事が多い。。。

 大阪府の橋下知事が、指摘していたのも、まずは、原発の再稼働ありき。。本当は他で何とかなる電力を、節電節電と、停電を人質にして、国民に不便を強いるやり方。。。これって、民間企業のお客様に対する態度とは、全く違うわな。。。せめて、電力の製・販分離をして、電力の製造は国営にしても、販売を民間の企業にも解放して、競争させるようなことをせんと、体質が腐ってくるで。。。

 日本は自由主義体制の国や。。。ところが、この中にも、親方日の丸的な要素の大変強い企業群が存在する。こんなところは、上から、とても優位な立場が保証されていて、何の努力も必要無くも何の競争もなく、独占的、長期安定的な業績が保証されている。儲けが減れば料金が簡単に上げられてしまう。。。つまり、損しない会社なんや。。。

 まぁ、業種によっては、それが一番効率的であったり、それが、一番低コストで、消費者や顧客の満足が一番良くなるというのなら、仕方がないと思うのやね。。。

 ただ、私は、そういった特殊な公益性の高い企業っていうのは、より高い倫理観が求められるべきやと思うんや。。。ただでさえ、安定的で、他の企業より、特別優位に立てているのやから、当然や。。。1円でも無駄にしないコスト削減が出来ているか。。。そこで働く人たちの給与や、報酬が近い職種の企業に近いか、それ以下であるか。役人が再就職で来て、不当に高い報酬を得てないか。。。

 ところが、これが利用者の代表やら、国民やら、議会が監視出来る体制が無い。。。都合の良い時だけ、民間会社になり、都合の悪い時には、公的企業の顔を便利使いする。。。ずるい体質なんやね。。。

 言っていること、やっていることも、お世辞にも倫理観が高いとは言えない。。。保身しかしない。。。役人と一緒や。。。それもこれも、天下り禁止が出来ないことにある。。。私、思うのやけれど、いくら天下り禁止と言っても、どうせ出来ないのやったら、天下りを堂々とOKにして、その代わり、給料は現役時代を超えないこと・・・とか、退職金は、もう役所で貰っているのだから、2回目以降は支払い禁止にするとか、実質上、旨みのないような仕組みに変えてしまうのはどうかと思うのや。。。

 天下り先に毎年、支払った人件費を報告する義務を課すとか、天下りへの人件費に特に高額の税金を課して、実質手取りが大きくならないようにするのなんてどうや。。。そうでもしんと、この腐敗官僚がぬくぬくと生き抜ける体質は、なかなか、変えられないで。。。