モバゲーとGreeの携帯ゲーム戦争から見えること | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

モバゲーとGreeの携帯ゲーム戦争から見えること

12/12(日) 携帯ゲームのライバル同士、モバゲーとグリーが、ゲームの開発会社を、自分の方へ囲い込もうとして、揉めている。。。伸長著しいグリーに、追いつかれそうなモバゲーが、ゲームのソフト会社に、グリー向けにゲームを提供するのやったら、うちは、使ってやらんぞと、圧力をかけたそうや。。。これが独占禁止法に抵触する恐れがある・・・とのことで、お灸を据えられている。。。

 私はこのニュースを聞いて、これって、ちょっとビミョーやと思ったね。。。日本では、下請け関係にある会社と親会社の関係っていうのは、伝統的に、系列化している場合がほとんどやからね。。。日立の下請けさんは、パナソニックに部品を納入しないっていうケースはある。。。汎用品なら別やけど、そのメーカー向けの専用品を作っていたら、違法か・・・といえば、言い切るのは、なかなか、難しいからね。。。

 親会社が独自性を出そうとすると、どうしても下請けも含めて、いろいろな部分を含めて、「独占」する必要が出て来る。それがソフトウェアとか、独創的な技術を要する物なら、尚更や。。。下請けさんを含めてそのメーカーのブランドである場合、例えば、自動車などの場合、トヨタの電装品ばかり作っているところは、トヨタしか収めないし、それがトヨタ独自の価値を高めている場合がある。。。これを独占禁止法で縛りすぎてしまうと、メーカー同士の競争なんて存在出来なくなる。。。。

 まぁ、携帯ゲームの世界は、まだそんなに系列化が進んでなくて、自由なソフト会社の戦略が優先されるべき世界なのやろうけど、任天堂のWii用に開発したソフトをPS3用でも売ってもええかどうか。。。ゲーム機メーカーの力関係も難しくなる問題やろうね。。。

 競争は「悪」という発想で物事を計ると、いろいろな進歩は望めない。公正な競争を促進しようとすれば、自然と、系列化、グループ化する傾向は否めない。。。モバゲーにもグリーにも売りたいゲームソフトの会社は、全く同じ物を両方に提供するのは、信義に悖るから出来ないやろうけど、別のソフトを敵には提供するな・・・は、やっぱりちょっと、行き過ぎた規制やろうね。。。判断は微妙やけど。。。

 ソフトウェアの業界っていのは、いま、違法コピーとの戦いで大変や。。。著作権意識の薄い中国などでは、正規品の1/10の価格で、どんどん海賊版が売られてしまっている。それも、そのマーケットというのが、取り締まりも何もされず、野放しになるばかりか、違法のコピーをするための機器のマーケットもどんどん拡がってきて、本来のソフト開発会社の利益を守ることが大変困難になってきていると聞く。。。

 携帯のゲームの世界は、実は有る意味、この壁を乗り越えるための策の一つでもある。というのも、携帯ゲームは基本的には、スタートする時には、一切の料金が発生しない。ところが、このゲームを続けていくと、アイテムを買わないと強くなれなかったり、その面をクリアできなかったりの壁にぶち当たる。

 ゲームにのめり込んで、どうしてもその先に行きたい人は、お金を出してでも・・・という気持ちになり、アイテムを有料で買ったりして、ゲームを続ける。こうして、携帯ゲームの世界は、どんどん拡大し、今や何百億円の市場にまでなっているのやて。。。こうして、ソフト会社は、ゲームの開発費や利益を回収できる・・・仕組みになっとる。。。

 自由な競争が、新しい市場を作り、10年前までは、想像も出来なかった企業が、新しい商売で台頭する。。。これは、喜ばしいことや。。。いろいろな企業が無くなったり、廃れていくなかで、新しい企業がどんどん生まれてくれないと、経済っていのは、上向きにならない。。。業種の新陳代謝の波が、実は知らないうちにどんどん進んで行っていて、その波を読めた人だけが、富を得られる。。。そんな社会に、これからも、どんどんなっていくのやろうね。。。