個人情報保護条例は、大きな改善すべき問題点がある。 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

個人情報保護条例は、大きな改善すべき問題点がある。

8/11(水) 個人情報保護条例が出来て、もうしばらく経つけど、どうも、この法律の制度設計が間違っていたと言うか、ボロが最近になって、ポロポロ出て来ているケースが目立つ。。。。これだけ問題点が多いのに、何で改正せえへんのかね。。。

 個人の情報を守ることというのは、ストーカー被害を防止することとか、犯罪に巻き込まれるのを未然に防ぐとか、悪意のある者たちからのアタックを防ぐというのには、有効なのやけど、どうも、クスリが効き過ぎていて、いろいろと、不具合が出て来ているのやね。。。善意の者まで排除してしまうという、副作用がある。。。

 もし、個人の特定をしたい人が、表札が上がってないマンションでも、マンションの集合ポストに来た郵便物や電気や水道、電話などの伝票を探れば、ばれてしまうし、やろうと思えば、現実的なガードは意外ともろいもんや、完全なんてない。。。道で待ち伏せされて、後を付けられれば確実に自宅は判ってしまうし、そんなのを法律で守るなんていうのは、不可能な話なんや。。。

 それやのに、この法律を作った人たちは、個人情報の漏洩っていうのは、悪や・・・。とんでもなく恐ろしい危険がそこにある・・・と必要以上に、国民を脅して、議論が浅いまま、法律が出来てしまったと思うのやね。。。

 海外旅行をしていて、列車事故で死亡したのに、氏名を公表しないとか、地震や災害で被災した人が病院に搬送されたのに、どこの病院に搬送されたかの情報を、公開しない。。。本来、国民を守るためにある法律が、自分で自分のクビを絞めるように、近親者を閉め出してしまったり、状況を複雑にしてしまったりしているのやね。。。

 そして、最近話題になったのが、高齢者が実は何十年も前に亡くなっていたという事実。。。こんなのは、高齢者の長者番付などが公表されていた時代には無かった話や。。。どこどこの、おばあちゃんが110歳・・・なんていうのは、ご近所さんから見たら、互いを監視する意味があったのやね。。。新聞にご近所のお年寄りが載っていたりしたら、誰でも注目する。だから、30年も前に亡くなっていた人なんていうのは、ご近所さんから見たら、嘘が見破られる。。。のやね。。。

 ところが、高齢者の長寿番付が、どこのだれが、言いだしよったのかは知らないけど、プライバシーの侵害に当たると、公表されなくなった。。。女性に年を聞く・・・って言ったって100歳以上やろ。。。これも失礼か。。。これって、もし、番付の非公開をええことに、悪意をもった人が、亡くなった人を生きていると言い続ければ、年金を貰い続けられてしまう・・・という、悪事に荷担する可能性が増えたのやね。。。

 また、昔は、高額納税者っていのが、毎年、発表されとった。。。どこの誰が、どれだけ儲けているかとかは、のぞき見の低俗な趣味だと、これまた公表されなくなった。。。これも、プライバシーに配慮して。。。という建前になっとる。。。けど、どうやろうか。。。私は公開しても良かったのやないか。。。と思うのやね。。。

 同じように、この長者番付の公表も、知り合いとか、ご近所からしたら、嘘がつけない・・・という意味においては、不正の抑止力にもなっていたと思うのやね。。。あの人、いつも外車を乗り回して、羽振りがよいのに、番付に載ってないとなったら、脱税しとるのやないか。。。とか、いうことになって、税務署に問い合わせが来る。。。ところが番付の公開もなかったら、の問い合わせの機会もない。。。世間の目っていうのは、役人たちの手抜き仕事より、ずっと厳しいのに、この効果が全く、この法律の施行によって、無くなってしまった。。。これは、本当に勿体ないことなんやね。。。。。。

 やっぱり、個人情報を国家権力から、弱い個人を守るため・・・なんていう発想では、不正入国者を隠してしまったり、不法労働者をなかなか摘発できなかったり、いろいろと弊害が多く、治安の悪化を招いてしまっている。。。

 陽の当たるまっとうな道を歩いている人たちが、その人の住所氏名などを判られたくない人たちのために、その存在を国が制度として守ってしまう・・・という理不尽さ・・・。これは何とかせんとあかんわ。。。

 日本には、昔、ヨソモノを排除する方法として、隣組などで、互いを監視させていた歴史がある。だだ、これが戦争に悪用されたからって、この優秀な防犯システムを全て放棄するのは、あまりにも惜しい。。。住民のお互いの覗き趣味を利用して、大きな犯罪を未然に防ぐシステムは、あまり褒められたものではないかも知れないけど、隣がテロ犯で爆弾を作っていた・・・なんていうのが日常茶飯事になってしもたら、となりは何をする人ぞ。。。という、無関心ではいられないやんか。。。個人情報の保護より、治安の維持とか、国民の生命の安全の方が優先されるのは当然や。。。

 国家権力による個人のプライバシーの軽微な介入を認めないと、我々の身の安全が脅かされるのなら、我々は進んで自分がどこの誰であるのかを公開しておく方が健全な社会になると思うのだが、どうだろうか。。。何か悪いことをしようとしている人たちにとって、この個人情報保護条例っていう、誤った法律は、とても心強い隠れ蓑になってしまっている現実を直視せんとあかんわ。。。