鳩山さん。本当に海兵隊が要らんと思っていたのか?
5/7(金) 先日、日経新聞の記事を見ていて、私はちょっと驚いた・・・。やっとのことで、沖縄県の知事さんと合ってもらって放った鳩山さんの言葉が何と、「沖縄にいる米海兵隊の存在が、必要だとは思わなかった・・・」なんやという。。。これが、日本国の安全保障の総指揮官の役に就いている人間の発する言葉やろうか。。。ほんま、信じられへんわ。。。
小沢の「日本の防衛は、第七艦隊だけで十分・・・」に近い、とっても脳天気な発言やった。。。平和ぼけ・・・ここに極めり。。。
私は、総理大臣という重責にある人の発する言葉の意味というものは、かなり重いものや・・・と考えるべき・・・やと思うんや。。。ところが、この人の口を開いて出てくる言葉っていうのが、とても軽すぎて、それもそれもペラペラに薄くて、情けなくなるぐらいなんやね。。。「最低でも県外」も結局、反古になったし。。。
まず、第一義には、この言葉を聞いた米国海兵隊に所属する兵士の人たちは、どう思ったのやろう。。。彼らは、いつ何時、自らの命をかけても戦わなければならないリスクを背負っている。そんな人たちが、こんな日本の総理の発言を聞いて、命をかけてまで日本を守ってやると、思うのか・・・というのがとても、気になった。指揮官の発言としては最低や。。。
一番、気にしてあげなければいけない人たちの気持ちを、いとも簡単にへし折る。。。この人は、気が回らない・・・を通り過ぎて、本当にクルクルパーなのか・・・とさえ思った。。。宇宙人なんていう、ニックネームは、洒落で済んでいるうちはええけど、実務で、ここまでデリカシーの無い発言をされると、これは、日本の国益に反することになる。。。ので看過できない。。。のやね。。。
沖縄県の海兵隊の存在は、朝鮮半島と中台海峡をにらむ・・・という、日米両国にとって、とても大事な戦略的な意味がある。つまり、日韓台にとって、この地域の兵力を緊急時に大量に素早く投入出来る存在感は、とても大きくて、とても大きな抑止力になっている・・・という側面があるからや。。。
そりゃ、米軍兵士一人一人は、荒くれ者もいるし、交通事故やら、レイプ事件を引き起こしたり、とても迷惑な存在なのやけど、その反面、沖縄に大きな基地経済効果を与えているし、日本にとっても、安全保障において、即戦力が常駐してくれているというのは、日本の用心棒的な意味合いもかなり大きい。。。
日本は憲法で戦争放棄をしているから、専守防衛の縛りがある。攻めて来られたら守るための戦闘行為は認められているけど、攻めてはいけない・・・という、「けったい」なルールを自分でこさえて、自分で自分の手足を縛るという、世界的に見れば、とても滑稽で、笑いものになりかねないルールを後生大事に守り続けているのやね。。。
その重いルールを身にまとったままでは、十分に日本の防衛が出来ないのではないか・・・というので、この北東アジア地域でのプレゼンスを維持しておきたい米国の思惑と日本の利害が合致して、今の米軍基地が日本にある状況が続いているのやね。。。
ところが、ぼちぼち、米国が軍事予算を減らしたいという事情が大きくなってくると、アジアの片隅まで多くの人を送って、そこで駐留させておく意味があるのか・・・という批判が米国内で起こってくる。欧州やら中東でも米軍の兵力削減が進むと、流れとして、在韓、在日米軍も縮小基調になる可能性が大きくなる。ちょうど、超大国アメリカの存在感がだんだん薄れてくるのとリンクするようにね。。。
世界の警察・・・を気取っていたアメリカが、だんだん、世界に出しゃばるのを減らしてくるのと、反対に世界に出て行きたい中国の思惑が交錯して、今世紀中には、大きな地殻変動があるのかもね。。。
私は日本のように四方を海に囲まれて、軍事的にも経済的にも、強国たちに囲まれている地政学上の条件のある日本にとっては、自然と、日和見的に生きるしか、繁栄を続ける方法は無いと思うのやね。。。最近、韓国や中国が経済的に成功している背景には、国家が民間企業経営に大きな手助けをしていて、官民一体で盛りあげるという、かつての日本のやり方を真似ている部分があると思うのやね。。。
つま、現在の北東アジアの成功パターンは、日本というモデルの真似をして、これをもっと大きくスケールアップして為し得た・・・部分が多分にある。。。いわいる護送船団方式で、官が民を全面的にバックアップしているのやね。。。
ところが今の日本はこれをしない。。。特定の企業に肩入れするのは、いけないことなのやけど、例えば新幹線やリニアモーターカーなどを国として売り込むとか、日本の環境技術のプラントを開発途上国に売り込むとか、日本が国策として世界に優位に立てる部分では、もっと、日本企業を育てられる余地は有ると思うのやね。。。携帯電話や電子部品、薄型テレビでも、日本の政策は大失敗をしている。。。これも、官僚が優秀で無くなった弊害なのかも知れないけどね。。。
日本という国は、人しか資源のない国や。この国を守って、繁栄させるには経済的にもっと発展せんとあかん。それと同時に経済発展というのは、互いに依存関係が進むことになるから、安全保障上も、有利になる側面があるのやね。。。
戦争や諍いっていうのは、経済的格差や、ひがみ、やっかみ、怨念、私怨、思想・宗教の相違などから起こる。ボタンさえ掛け違わなければ、誰も幸福を目指していれは、戦いなんて望まないものや・・・と信じたい。経済発展は、平和に向けての安全弁の意味合いもある・・・ってこと。もっと研究されてええと思うのやね。。。