日本が一番光り輝いていた時代は取り戻せるのか? | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

日本が一番光り輝いていた時代は取り戻せるのか?

4/22(木) 来週の土曜日から上海万博が開幕・・・なんやて。。。それにしても、もう、一週間とちょっとしかないのに、まだパビディオンの2~3割が完成してないのやて。。。先日も、一日40万人の来場者が予想されているのに、たった20万人の来客テストにも関わらず、大混乱でパニック。。。大混乱のおかげで、ガラスまで割れたそうや。。。

 まぁ、中国っていう国は、良い意味でも悪い意味でも、国家の威信を賭けて物事をやりとげる共産党一党独裁国家やから、意地でも開幕時には、格好をつけてくると思う。。。出来るか出来ないか・・・ではなくて、「やる」国やからね。。。

 まぁ、地図を開けて見れば判るのやけれど、上海っていう都市は、日本に予想以上に近い。。。長崎の五島列島の600㎞ほど先にある。大阪から距離にして北海道の千歳空港に行くぐらいの距離で上海に着く。。。日本に取ったら国内線ぐらいの距離感で行ける外国なのやね。。。

 格差格差と言うけれど、中国は、もう年収が日本円で1500万円以上の人が何と、1億人を突破したそうや。。。ほとんと日本の人口に近い人が年収1500万円以上・・・・。国民が13億人だから、何と13人に一人はもう大した収入を得ている。。。そんな人たちが飛ぶ鳥を落とすような勢いで生活し、いろんなものをバンバン生産している。。。

 中国では、例えば電話は、ちょっと前まで、数十軒に一台しか、固定の電話機は無かった・・・。だから、ほとんどの人は電話機に接することがないまま、いきなり、デジタルの携帯電話の時代に突入している。つまり、中国の人にとって、今は、いきなり、光り輝く未来に、タイムマシンに飛び乗って、やってきたようなものや。。。

 だから、電話機の発展に連れて出来上がって来たような、社会的なルールとか、マナーの問題とかを、日本人の感覚で推し量るのは、少々、中国人には気の毒な話なのやね。。。まず、電話機がなったら、受話器を上げて、電話に出るものだ・・・という常識から教えないといけないような話やから。。。

 マナーや道徳っていうものは、例えば、乗り物に乗っている時とか、静まりかえっている映画館や舞台などでは、みんなの利益のために、静かにした方が、より快適に過ごせる・・・ということが有って、初めて、そんなところでは、私語や、携帯電話の使用は控えた方が良い・・・というルールが出来上がるものや。。。ところが、その時代の背景が全く無いまま、未来の国に舞い降りたばかりの中国の人なんかは、そんな人への配慮とか、公共の場所での決め事などが通用しないのやね。。

そういえば、日本の大阪万博の時なんか、いろいろな地方から、お揃いのサンバイザーを頭にかぶった、農協のおじいさん、おばあさんたちが、観光バスに乗り込み、大挙して大阪にやってきていた。。。その農協ツアーの勢いは、そのまま、農協の団体旅行でハワイやパリなどへ団体で海外旅行をする大ブームに繋がっていて、世界のあちこちで、ザ・ノウキョウ・ツアーのご一行さんたちが、目立った時期やったね。。。まさに、日本もいつか来た道や。。。

 かなりの田舎から、来られていたお年寄りの方達は、万博会場で、生まれて初めてカレーライスを食べた人も、いらしたようで、プラスチックのスプーンを、使いにくそうに、グーで握って食べておられたのを、思い出す。。。それから、日本も高度成長したんや。。。だから、中国人のマナーの悪さを批判するのは、日本人はよした方がよい。。。日本も40年前は、あんなものやったのやから。。。いや、もっと酷かったかも知れないからね。。。

 東京五輪の時に、日本は世界中の国から、お客様を迎えるために、いろいろなことをした。エスカレーターは、急ぐ人のために、左側を開けて乗るようにとか、電車の乗車には、ちゃんと列を作って、降りる人が完全に降り終えてから、乗る・・・とか、人の集まるところとか、公共の場所では、飲み食いをしないとか、道にゴミを捨てては行けないとか、立ち小便はしてはいけないとか、今では当たり前のことのようになっていることが、実は、1964年に出来た事で、それまでは、日本もそんなルールやマナーなんて守る人など、ほとんど、いなかったということなんやね。。。

 私は北京五輪と上海万博が、日本の東京五輪と大阪万博に、とてもよく似ていると思う。。。時代を一歩進めるための、良いきっかけになったという意味があるのやね。。。どちらにも。。。

 日本も、もうその頃のことを知る人の数が、これから、どんどん減っていく。。。だから、ノスタルジックに、その頃のことを回顧する三丁目の夕日や、ゲゲゲの女房なんかのドラマや映画がよく出てくる。。。日本が一番輝いていた時代を懐かしむのもええけど、いまをどうしたらええか。。。こっちが問題なのやね。。。

 日本は下手に歴史があるから、今の経済情勢は、どうしても、昔と比べてしまって、お先真っ暗や・・・と考えてしまう。。。それより、全然収入も低くて、先行きなんか全く判らない中国の人の方が、夢と希望に満ちあふれている。。。この差は、実はとても大きいのやね。。。

 政府の仕事の大部分は、実は、国民に夢や希望を与えること・・・やと思うのやね。。。そういう意味で中国の政府は高得点だし、日本の政府は落第点しか、やれない。。。金も余裕もある日本が、なぜ、楽観的な未来を描けないか。。。私は、「気の持ち方」では済まない何か別の要素が、日本には大きく欠けているような気がしてならへんのやね。。。

 逆に言えば、日本を元気にするには、政治が国民に明るい未来や、希望有る夢を提示出来るかどうかにかかっているのやね。。。私には政府が小さくて、国民負担が小さく、住みやすくて安全な日本が、その夢のための最低条件なのやけど、どうも、最近はもそのポイントからずれた考え方ばかりする人が多くて気になる。。。日本の未来は明るい・・・。そう思えるニッポンに、してほしいもんや。。。