職人達の激減が日本の安全を脅かしている
4/20(火) 先日、日本道路公団の人がお二人で、集中工事の説明にパンフレットを持って会社に来られた。5月10日から22日まで、豊中-春日井間で一斉にリフレッシュ工事をやるそうや。まぁ、この時は、毎度、いつもの事や。。。と思っていた。ところが、説明を聞いていて「えっ」と思ったんやね・・・。
本線の工事は午後8時から午前6時の間だけ通行止めにするのやけれど、名神京都南インターの出口は使えるのだけれど、入口が、何と、13日間も昼も夜も、全く通れなくて完全閉鎖するのやという。。。えっ、夜だけとか、1車線づつ工事するのと違うのか?
私は、こんな大きな工事をする時には、慎重に、いろいろシミレーションしてからやるものやと思っていた。今回ももちろん、いろいろ計画されたのだろうけど、大渋滞が予想されるインターの周辺地域で仕事している者からしてみれば、何か一車線だけでも通すような手が取れなかったのかねと、疑問を抱いてしまうのやね。。。インターチェンジの入り口を完全にストップ。それも13日間も。。。影響、大きすぎるで。。。
まぁ、先日、第二京阪が開通したから、意外と大阪方面は、そっちに流れて代替が出来るとは思うけど、問題は名古屋方面や。。。工事期間中、ずっと山科の五条通は混むだろうし、行楽帰りの日曜日も、堀川通りの南行きは、大混雑になること間違いなし。。。もうちょっと、迷惑が少なくなる方法は採れなかったのかね。。。と残念や。。。
最近、何かにつけて、今まで完全な信頼感が置けていたものが、ちょっと素人目に見ても、任せて大丈夫かいな・・・と思うようなことが増えてきたのやないのかね。。。強風で高速道路の工事現場の足場が倒壊したり、大きな橋桁をつり上げるクレーンが、横転事故を起こしたり、今までは、有るはずがなかったような事が、ちょっと増えたような気がするのやね。。。
私は、これって、日本全体が、ちょっと「たるんで」来たようなところがあると思うんや。。。日本人の仕事っていうのは、単純労働ばかりやなくて、実は、職人気質が、かなり優先される部分がまだまだ有って、その熟練の職人さんたちが、団塊の世代の定年退職によって、どんどん職場から消えて言っている。後に残ったのは、マニュアルに頼るしかない、経験の浅い人たちばっかり。。。日本のもの作りの現場から、急速に熟練者が減少していったことと、大きな因果関係があると、私は思うのやね。。。
危機管理とか、現場の安全や、無事故体制っていえのは、実は、かなり多くの部分を極めて人間的な、勘や経験値に頼っているところがあって、これが消えかけてくると、とんでもないヒューマンエラーが起きてしまう可能性が高まってしまうのやね。。。
若い人たちは、個々の限定された仕事を確実にこなすのは得意なのやけど、物事を俯瞰的、多角的、総合的に判断する能力には、意外と長けてない人が多い・・・ような気がするのやね。。。いろいろなマニュアルを積み上げて90点は取れるレベルなのやけど、あと10点が足りなくて満点にならない。。。こんな事が多いのやね。。。ところが安全の世界は、常に100点満点が要求される世界。。。ここにギャップがある。。。
以前なら、常識で済まされて来たことが、今は、いちいちマニュアルで指定しないと何も出来ない。。。これは、実は、意外と深刻な問題なのやね。。。日本というのは、日本人同士のあうんの呼吸というのがあって、一を言って十を知るようなところがあって、俺の目を見ろ、何にも言うな。。。目は口ほどに者を言い。。。アイコンタクトで、その人が何がしたいのか、何を言いたいのかを、推し量ろうとする文化がある。
ところが、いろいろな人種が集まってきたような国では、一から十まで説明が必要になってくる。例えば、盆やお彼岸に使う、ろうそくのメーカーさんは、日本人向けならば、大した説明書きを製品の箱に表示しなくて良かったのやけど、他国の人に売ろうとすると、この蝋燭は、口に入れてはいけません。食べるものではありません・・・からの説明が必要になってくる。
コミュニケーション不足も気になる。職場っていうのは、チームワークが必要や。特に安全が必要なところでは、特に相手との信頼関係が、必須条件になる。ところが、仕事が終わってからチームで飲みには行かない。普段は仕事以外の話もしない・・・。メシも別々・・・では、大事なコミュニケーションを取る術もない。。。ここいらが、日本の安全神話が崩壊していく遠因になってしまっているのやないかね。。。