静かすぎる京都府知事選にもの申す。。。
4/8(木) 今週末に、京都では、京都府知事選挙が実施される。まぁ、いろいろ話題になる地方の首長選挙が多いなか、不思議と京都では、なかなか、目玉になるような知事向きの、政治家が出てこないのやね。。。いつも通りの保守と革新の対決。。。山田知事対共産党の門さんとの一騎打ち。。。勝負は見えていて、いまいち、関心も盛り上がらない。。。選挙カーの叫び声すら、あんまり聞こえて来ない。。。
京都の場合、言っちゃ悪いが、京都府なんていう地方自治体の存在意義が、実はかなり薄い。。。一応、日本で唯二の「府」という称号のようなものを、昔、都だったというだけで、残して置いてもらっているけど、京都市という大きな都市とその周辺の小さな市の集まりである京都府という行政区の必要性は限りなく、無いに近い・・・のやね。。。
まさに、京都は、京都市の上部組織は、もう近畿州でええ・・とさえ思うのやね。。。あまりにも、都市間の差が大きすぎて、府議会なんて何をやっても意義が薄くなってしまうからね。。。府のやっている仕事は、8割が京都市のこと。。。府の仕事も、国からの委託されたお仕事のようなことばっかり。。。国の出先機関のフリをしているようなもんや。。。こんなの、他の県と、まとめてやったらええことばっかりや。。。ほんま、無駄が多いこと、この上ない。。。
大阪で橋下知事は、ワンオーサカという、大阪府と大阪市の、二重行政という、無駄の排除策を打ち出して注目を集めている。京都も、これをせいとは言わんけど、パワーの発信力という意味では、京都の山田知事さんは、橋下知事さんの十分の一にも、行かないのやないかね。。。その辺が少し寂しいわ。。。
京都の人っていうのは、どこか政治的に醒めているところがあって、どちらか特定の権力者に肩入れはしない・・・という考え方の人たちが多い。。。昔から、権力者が頻繁に入れ替わってきた京都では、ある人に肩入れする・・・ということは、実は、その人が権力の座から降ろされた時に、道連れになって自分も追われてしまう・・・ことを意味したのやね。。。
だから、政治をやる人っていのは、どこか、蔑んで見ている部分が有って、そんな人たちと距離を置く事。が、保身の術に繋がっていた歴史があったのやね。。。だから、政治家はなかなか、高い志を持った人が生まれにくい仕組みが有ったのやね。。。
実際、京都出身の政治家っていうのは、公家の出が多くて、なかなか近世になっての、どぶ板選挙のようなイメージでは、引いてしまう人が多くて、有名人が生まれにくかったのやね。。。ところが、最近の京都はちょっと、違う。。。
国会議員では、野中広務、伊吹文明、谷垣禎一、前原誠司、福山哲朗、穀田けいじなど、党首や大臣級の政治家が急に出てきている。。。テレビでの露出度も高い。。。何でなのかね。。。私は、それこそ、京都がどんどん経済的に遅れて、埋没していっている危機感の現れが、政治への関心の高さに出てきているのではないかと思うのやね。。。
実際、京都の日本の中での相対的な経済は、どんどん低下していて、危機的な状況にある。今までは、先人達の遺産の上に胡座をかいて生き長らえていたのだけど、このままでは、他の都市との、都市間競争に敗れて、どんどん埋没してしまうのではないか・・・という危機感が京都にはある。。。奈良にはなりたくない。。。奈良の人には失礼やけれどね。。。
大阪は、横山ノックやら、西川きよしやら、今度は桂三枝か。。。そんなお笑い系の有名人が選挙に出てくる事が多い。橋下知事もバラエティで有名になった弁護士さん出身や。。。言ってみたら、華がある。。。それやのに、他の多くの首長選は、役人上がりばっかり。。。何かね。。。
国政と地方行政とは、やっぱり仕事の質が全く違う。。。京都ぐらいの規模では、思い切った事がなかなか出来ないし、面白くないと思う人が多いのかね。。。今の多くの都道府県知事さんたちは、自治省出身者が多くを占める。国の役人の下請けを地方がやっているようなもの。。。そんな国と地方のなあなあの関係が、今のぬるま湯体質を温存させとる。。。もう、この国の仕組みを変えていかないと、あかん時代になっとる。。。この改革が進むところと、進まないところで、また大きな格差が生じてくることになる。。。
今の時代、地方間の格差っていうのは、昔と比べたら、随分少なくなって来ている。どこの県にも空港が出来て、新幹線が通り、立派な高速道路が通って、ピカピカの県庁がどまんなかにはある。。。社会資本投資として、日本は随分地方にお金を使ってきた。でももう、それでも減り続ける人口・・・。都市部への集中の問題は、収まるどころか、加速されとる。。。
つまり、本当はもっと都市部に効率的に金を入れれば、投資効果を上げられるのに、無駄な過疎の地方への投資が続けられてきた・・・という大問題があると思うのやね。。。どこの街へ行っても、立派な駅前広場と、似たような風景のビルばかり。。。そのビルには半分もテナントが入ってなかったりする。。。何か国土の均衡有る発展・・・というのは、別の意味で、無駄の多い税金の使い方を放置してきただけ・・・という側面も、拭えないのやね。。。
もう、東京のやり方を地方都市に押しつけるのはやめにした方がよい。。。社会資本の投資は、人がいるところに集中的にやるのが、最も効率が良くて、無駄がない。。。どんどん人が減る地方に、熊しか通らない高速道路を造り続けてきた罪を、我々は高いツケとして、払い続けなくてはならんのやね。。。
そして、何より、その地方の一番の大雇用先が役所であるという、馬鹿げた現実を、何とかしないと、税金が役人どもに食いつぶされる現実がいつまでたっても変わらない。。。