禅問答のような普天間移転問題に出口はあるのか? | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

禅問答のような普天間移転問題に出口はあるのか?

3/14(日) 今度は民主党が、核持ち込みに関する密約に関して、国会に元首相やらを喚問して、つるし上げショーをしよう・・・やて。。。そんなことばっかりやっているから、日本の政治はアカンのや。。。選挙に向けて自分たちを有利にしたい・・・っていう意図が見え見えの政治ショーを、国民が見せられて、意味があるのかね。。。疑惑まみれの、小沢の喚問が先や・・・っていう、自民党の言っている事の方が、この件では優先性があるで。。。

 それにしても、普天間移設問題っていうのは、ここまでこじれてしまったら、誰も、結論なんて出せない・・・のやないのかねと、思うのやね。。。端で聞いていたら、何やら禅問答を聞いているようや。。。最低でも県外。出来たら国外。。。って選挙の時約束していた鳩山さん。。。アメリカも大事、沖縄県民の意見も大事、社民党も連立与党として大事。国民新党の意見も尊重して、どうして、この難問の答えを出すつもりなのかね。。。

 この問題、実は自民党時代でも、政府と米軍とは、辺野古沖の埋め立て案で、合意していたものの、海上の埋め立てには沖縄県知事の許可が必要。地元の名護市の反対もあって、何十年も工事にさえ手を付けられなかった案件や。。。それを民主政権になったからと言って、すんなり解決なんてするものやない。。。有る意味、この件はタブー視されてきた「パンドラの箱」のようなものやったんやね。。。

 民主党は政権がどうしても欲しかったから、総選挙で普天間にいる海兵隊は最低でも沖縄県以外に移転させますと約束して、選挙に通って来ている。。。つまり、がんじがらめになっているのやね。。。

 私は、この問題を考えるとき、一番の優先順位は何か・・・と考えたら、まず日本の安全保障問題やと思うのやね。。。実は、このことが最近の論議で、すっ飛ばされているのが、気になる。駐留米軍の意味というのは、日本と米国の双方にとって、ウィンウィンの関係であるというのが、絶対的な条件になる。

 アジアの戦略拠点として沖縄という位置は、対中国や北朝鮮、ロシアに向けて、常に監視をしておける好位置にある。だから、米軍は韓国と日本に米軍基地を置いておきたい。でも、その莫大な駐留経費はなかなか米国の予算では通らなくなってきているので、日本に負担させたい。。。それが向こうの本音やろう。。。

 一方、日本はどうやろ。。。日本にとって、在日米軍の価値は、核兵器があるかも知れない・・・という、カードにあったと言って良い・・・と思うのやね。。。ところが、密約騒ぎで、もう本当に核兵器を持ち込むことが難しくなった。。。つまり、これで、在日米軍の価値は、半分以下になってしもた。。。と、思うのや。。。

 世界第三位の経済大国である日本が、自前の軍備で自衛隊を組織するのには、十分予算も付いているのやから、なにも、もう戦後60年も経っているのに、米軍さんに日本を守ってもらわなくてもええ。。。と考える人が増えてきているのやと思うのやね。。。

 つまり、日米の思惑に亀裂が生じてきた・・・ということなんや。。。このことを認めたくない自民。60年体制を変えてしまいたい民主の対立の構造やね。。。

 小沢一郎が、日本の防衛は、第七艦隊だけでよい・・・なんていう発言をしたのも、もう彼の頭の中では、在日米軍の存在意義が決定的に薄れてしまっていて、日本は自前の防衛力で自立出来るという考えから来ているのやろう。。。

 ただ、その判断が、一個人だけがやってしまうこと・・・というのは、実は大変、危うい部分を含んでいるということなんや。。。もし、これから米軍が日本からどんどん引き揚げるという判断をした時、東アジアの軍事バランスが変わってくるということが考えられる。

 その傾向を先読みしてか、中国は、自国の周辺海域での新たな法律策定に、手を付けている。中国は自国の主張している海域の何と三分の一が周辺国との衝突材料になっているのやという。日本も現在実効支配をしている尖閣列島にも、中国の法律の中で規定してくる可能性が有る。。。要注意やね。。。

 私は、ちょっとこのタイミングていうのは、早すぎるような気がしている。順次米軍が日本から兵力を減らしていって、その穴を少しづつ自衛隊が埋めていくという方向性が必要やと思うのやね。。。

 ただ、普天間は住宅密集地であり、危険性も高いから、何とか他へ移って欲しい。。。新たな基地の提供には大きな抵抗があるやろうから、今ある基地のどこか敷地の中なら、抵抗が少ないし、実際の工事の反対も出来ないやろう。。。というのあたりが、民主党の描いている決着案のような気がするね。。。

 ただ、これが最低でも県外移設と約束していた事との整合性。。。普天間は返してもらえるから、ええではないか・・・というレベルのお話と、海兵隊というならず者集団がやってくるというイメージの名護市民との確執を、どう決着していくかやね。。。まだ、しばらく、出口の見えない禅問答が続くのかね。。。