イルカ漁は、牛のと殺より残虐なのか。。。
3/11(木) 和歌山県太地町で行われているイルカ漁を隠し撮りしたプロパガンダ映画、「ザー・コーブ」が、アメリカのアカデミー賞の長編ドキメンタリー賞を受けた。まぁ、アカデミー賞なんて、所詮、ロサンゼルス郡だけでの映画コンテストなのやけど、最近は世界一メジャーな映画賞になっとる・・・。私は、このことが、最近、日本に遠慮が無くなった米国・・・の象徴のような気がしているのやね。。。
鯨やイルカを喰うなんて。。。って言うのは、日本人からしたら、カナディアンインディアン・イヌイットがアザラシを喰うとか、オーストラリア人がカンガルーやワニを喰うとか、韓国人が犬を喰うとか、中国人がハクビシンを喰うとか、どこかの原住民が芋虫を食う・・・なんていうのと、同じ視線で、そんなのを喰うような未開の土人・・・っていう上から目線での話と、同じ匂いがする。。。
その国の人が何を喰って生きてきたかっていうのは、他の国の人が、とやかく言う筋合いではない・・・と思うけど、ある種の人種にとったら、とても許せないことであるらしい。。。人は、いろいろな他の動植物の命をもらって生きている。どんな偽善者とか、特定の宗教を妄信的に信じる者であっても、何らかのいのちを奪わないと、人間は生きていけない生き物や。。。
イルカや鯨は、知能が発達していて、賢いから殺してはダメ。。。牛や馬は下等だから良い。植物なんて動かないから、残酷さがない。。。っていう、その特定の人種の人たちだけで通用する価値観を、他の人種の人たちに押しつけること。。。っていうのは、ほんとやってはいけないこと・・・というコンセンサスが、なかなか見いだせないのやね。。。この手の意識っていうのは、ほんと、ほとんど人類は進歩していない。。。
この根底には、恐らく、人種差別に近い感覚があって、異なりを認め合って、相手の文化を尊重する・・という考え方は、なかなか冷静に話す事が出来ない人たちが、残念ながら、多いらしい。。。どうも、異文化の人たちっていうのは、白人たちにとっては、どうにも我慢できない存在で、それを力ずくでも、何とか止めさせるのが正義である。。。という考え方がメジャーになっているのは、困ったことやね。。。やっぱり、アングロサクソン系の血と、バイキングの子孫たちの血は争えない・・・ということや。。。
私は別にイルカの肉とか、どうしても鯨の肉を食べたいとは思わないし、特にイルカの肉は気持ち悪いので、食べたくは無いけど、日本人からしたら、ほっておいてくれ。。。っていう意見が大勢になる。。。この手のニュースは、センセーショナルに報道され、対立を煽るような方向に向く事がほんと、多い。。。
実際、夕方のテレビのニュースなんかを見ていると、木村太郎氏なんかは、米国で、生まれたばかりの、ひよこを、雄なら、シュレッダーにかけて数秒で血まみれになって殺しているシーンとか、牛や豚を、「と殺」しているシーンとかを、映画にとって、このことの馬鹿らしさをアメリカ人に気づかせてやったらええのに。。。なんて言っていた。
でも、彼らにとって牛は良くて、イルカはダメっていう固定観念は、譲れない一線である・・・というのは、変われないのやね。。。
どうも、最近、日本人は、経済力が落ちてきた事もあるのか、なかなか日本人のやること、なす事に、けちを付けられている事が多い。鯨に続き、今度は日本人の大好物であるクロマグロを、絶滅の危機がある種類の生物として、登録しよう・・・なんていう、流れが白人社会である。。。
これには、今まで遠く南氷洋とか、南太平洋まで獲物を求めて繰り出していた遠洋漁業が、どうも、やりにくくなってきている。。。という事と無関係ではないのやね。。。そりゃ、自分の国の近くまで外国の船が来て大量に海洋資源を捕っていく。。。のは、当事国からしたら、苦々しい思いで見ている。。。というのは、当然や。。。
日本が日中の境界線で中国の海底資源を採取する施設に反対するのと同じ感覚やね。。。遠いところから来て、ごっそり魚を捕っていく日本の船を快く思っている人なんていないやろう。。。このことと、白人たちは食べない蛸やなまこを食べる日本人は、気持ち悪い人種であるという、軽蔑に似た感覚がミックスされて、グリーンピースやら、シーシェパードの活動を、裏で支援する感覚が醸成されとるように思う。。。
私は、このようなことは、文明と文明の衝突が原因であると考えるのやね。。。昔なら戦争にさえもなった宗教観や、価値観の決定的な差。。。このぶつかりが、最近息を潜めていただけで、まだまだ地球上には、いっぱいある。。。これから、多分、中国がこの文明衝突の洗礼にさらされることになるのやけど、いま、怒っているジャパン・バッシングは、アジア人に対するジャブ・・・のようなものや。。。
言い換えたら、アジア的な考え方や、風習、風俗までが、文化衝突のネタにこれからどんどんなってくる。。。その先べんと、いうことやろう。。。そこに、僻みや、妬み、やっかみが、混じってくることになるから、これらのことは、これからどんどん問題が大きくなってくるやろう。。。
私はアジア人っていうのは、やはり世界で一番人口も多いし、白人たちの作り上げてきた価値観とか、宗教観、倫理観などを、だんだん塗り替えて行くと思うのやね。。ただ、その課程において、起こる摩擦をどう最小限に収めていくか・・・ここにかかっていると思うんや。。。
日本の文化だ。異人が、口出すな・・・だけではなく、何か、建設的になれるキッカケが欲しいものなんやね。。。例えば、アメリカでも、大トロの握り寿司は、たくさんの人たちに食べられているのやからね。。。