子育ては、逆に親が教えられることの方が多い
12/29(火) 私の住んでいる地域で私は、少年補導委員会の副支部長さん・・・っていうのもやっていて、いろいろな事業をやっている・・・のやけど、その中で、「二十歳のつどい」っていう事業がある。
少年補導っていうのは、ネーミングが何か、タバコでも吸っている不良のような子供たちを注意したり、深夜に繁華街で遊んでいて帰宅しない子どもたちを指導した・・・なんていうイメージがどうしてもあるのやけど、実際の活動はちょっと違うのやね。。。
京都市内には警察署が各行政区単位ぐらいに有る。またその中に、学区と言って、その地域の家庭の子供たちが通う小学校や中学校単位で、地域住民の自主的な組織がある。その組織をまぁ、行政がうまく利用しているだけなのやけど、警察署の中の生活安全課というところが窓口になって、地域に何かをお願いしたり、参加を要請したりする窓口として、少年補導委員会のようなところや、防犯委員会とかがある。
その少年補導委員会っていうのは、主に青少年の健全育成に関する事業を行っていて、普通、対象年齢っていのは、小学校から高等学校ぐらいまで・・・っていうことになっとる。。子どもたちをキャンプやスケートに連れて行ったり、芋掘りやいちご狩りなんかもやってる。。。ところが、この二十歳のつどいっていうのは、その年度に成人を迎える人たちが対象。。。まぁ、地域を挙げて、今年、成人になった人たちのお祝いをしてあげよう・・・というのが、開催趣旨である。。。
私は、この「二十歳のつどい」っていうのに、上の娘の時からだから、都合6年間もお世話役をやっている。来年はついに一番下の娘の番である。。。その年に成人を迎える親などがお世話役となって、ちゃんとホテルの宴会場でパーティを催してあげるのである。。。
私は、どうも、当初は、この二十歳のつどい・・・っていうのが、子どもを甘やかせている・・とか、子離れが出来ない親・・・のようなイメージがあって、本当に、大人達がこんなことを、わざわざ、やってあげる意義があるのか・・・っていう意見の持ち主だったので、少し否定的な意見から関わりだした・・・っていうのが本音やった。。。正直なところ。。。
まぁ、二十歳のつどい実行委員会が、やることって言ったら案内をして、出欠を取って、集金して、ホテルに依頼して・・・やから、同窓会のようなものを幹事さんになってやるだけ。。。地域のお偉いさんがお祝いに来て下さるので、そのお祝い金で、少し二十歳になった人たちの会費を安くあげてあげる・・・てなかんじである。。。
二十歳になる子供たちの感覚からしたら、成人式の日の夜に、元々同じ小学校の出身者が集まるのだから、どう考えても、小学校の同窓会を大人達がやってくれるようなもの・・・。それに、大人達も参加する・・・っていうイメージなんやろう。。。
この二十歳の集いが始まった頃には、全国で、荒れる成人式っていのがピークやったころで、その頃は、ごく稀に、二十歳になってお酒が飲めるようになった特権をはき違えて、羽目を外しすぎて、大騒ぎになるような困った子どもたちもいた。。。
確かに今の時代の二十歳っていえば、昔と違って、まだまだ半人前。。。親のすねをかじって大学に通う人たちがほとんどで、社会に出て、自分で稼いで生活出来ている人っていうのは、少数派や。。。だから、まだまだ大人に対して甘え盛りで、考え方やら、社会人としての心構えも全くと言って良いほど出来ていない人が残念ながらほとんどやったんやね。。。
でもね。。。これを毎年続けていると、どうも子どもたちの方が、すこしづつやけど、変化してきているのに気づくことが有るのやね。。。最近の子どもたちっていのは、意外と、世間の良識をわきまえているようになっていて、いわゆる、世間知らずのガキンチョのような人っていうのは、極々少数になってきたんやね。。。やっぱり、継続は力なり。。。まぁ、このイベントが、どのような内容のものかが浸透してきて、極端にヤンチャな人らは来なくなっただけかも知れないけどね。。。
私は、子育て・・・っていうのは、親が子どもを育ててやる・・・っていうよりは、むしろ、親が子どもたちに教えられる事の方が、だんだん多くなっていくもの・・・やと思うのやね。。つまり、子供たちが、年齢を重ねるようになってきて、どんどん社会性を身につけて成長していく。。。その変化に親の方が驚くようになっていく。。。そんなケースが多いと思うのや。。。
親はいつまでも自分の子どもを、子どもとして思っておきたいものなんやけれど、子どもの方は、その親の気持ちを遙かに超えたところで、しっかり大人になっとる。。。親からしたら、ちょっぴり寂しいものなんやけど、これは、喜んであげるべき、子どもの成長の証・・なんやね。。。
その視点でこの二十歳のつどい・・・っていう事業を考えると、まさしく、大人がお世話をしているのやけれど、本当は、子供たちの眩しいぐらいの成長を、目を細めながら見ている・・・っていう自分に気づく。。。ものなんやね。。。
まぁ、そんな立派な若者になった子供たちを見ていると、もっと、こんなこともやってあげたい。。。どうせなら、テーブル飾りも立派に。。。せっかくだから、プロに記念写真を・・・。何かアトラクションでもやろうか・・・今年はコーラスでもやったり、ゲームでもして少し景品でも出せないか・・・などと、お世話をする地域の人たちの熱意にも気合いが不思議と入ってくるものなんやね。。。
まぁ、我々は、二十歳の子どもたちに、感謝して欲しいとか、いう気持ちなんてさらさら無い・・・。ボランティアなんやから、良い思い出になってくれたら・・・ぐらいの気持ちでやっている。。。いつか、この街の地域を背負ってもらうような、大人になってくれたら、うれしい。。。そんな事を思いながら、先日も、クリスマスにも関わらずたくさんの人がつどいのための打ち合わせを重ねている。。。