テレビが日本をダメにする? | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

テレビが日本をダメにする?

12/23(祝) いま、ちょっと気になっている言葉がある。NHKの朝の連続テレビ小説「ウェルかめ」で、主人公の浜本波美が言う台詞なのやけど、「びっくった・・・」っていう言葉なんや。。。まぁ、普通にビックリした・・・という意味の徳島弁なのやけれど、これが若い女優さんがやると、結構、かわいく聞こえて、オッチャンには、何か変に耳に残る・・のやね。。。

 テレビっていうのは、標準語を話す・・・っていうのが当たり前・・・なのやけれど、ローカルを対象としたドラマとかだと、なかなか、もろに、ネイティブな方言を使ってしまうと、何をしゃべっているのかが、さっぱり分からない事にもなるのやね。。。だから、標準語の中に、たまに方言が散りばめられたような台本が多くなってくるんや。。。

 私の住む京都でも、船越英一郎なんかが出てくる刑事物とか、2時間ドラマで、京都なんちゃら殺人事件・・・なんていうドラマをやっていると、ここで使っている言葉が、京都人からしたら、標準語と京都弁とが、ごちゃまぜになっていて、とてもすっきりしないような気持ちになることが多いのやね。。。

 恐らく、本当に京都で使っている言葉をもろにドラマの中に使ってしまうと、関東で見ている人からしたら、とても違和感が有って、視聴率が取りづらい・・・っていうことなんやね。。。恐らく。。。だから京都の東映・大映系で撮られているドラマっていうのは、京都の設定なのに、東京弁・・・なんていう、けったいなのが多い・・・。時代劇なんかもね。。。

 言葉っていうのは、文化なのやけれど、テレビの普及は、その文化をどうしても、全国統一の、画一的にしてしまう・・・という側面が有る。。。沖縄の人も東北の人も、NHKのアナウンサーがテレビで喋っている言葉・・・が正しい日本語として認識されていて、昔ながらのその地方でしか通用しない言葉っていうのは、ここ何十年で、どんどん淘汰されているような気がする・・・のやね。。。

 若い人は、テレビによる影響が大きいから、どんどんその地方独自の言葉っていうのを使わなくなり、反対に、おばかタレントさんがテレビで使っているような言葉が全国区になる・・なんていう珍現象も続いているのやね。。。

 京都に全国から来ている大学生さんの使っている言葉を聞いていると、特に女子大生の子らは、見事に気取った標準語をお話になることが多い。。。地方の方言=自分に取って恥ずかしい言葉・・・っていうイメージで捉えてはるのは、ちょっと残念やね。。。でも、せっかく京都に2年なり4年なりいてはるのやから、良い京ことばも覚えて帰ってほしいような気にもなるね。。。。

 まぁ、ここまで、テレビッコばっかりになると、言葉による全国統一のようなものになってしまって、本来特色有る文化を持っている地方が、どんどん東京化してしまっている・・・という事なんやね。。。これって、本当は、危惧すべきこと・・・なのやないのかね。。。どこの町へ行っても駅前には同じような外食産業があり、似たようなビルが並び、大手の電機屋さんがあって、銀行があって、なかなか特色有る風景っていうのは、少なくなってきている。。。建物だけやなくて、その地方の人が使う言葉まで、画一的になる。。。恐ろしい恐ろしい。。。。

 本来、地方色っていうのは、その地方でしか生まれない大事なもので、どこにも真似の出来ない素晴らしいモノが多い・・のやね。。。地方の時代・・・になったら、必ず見直されるようになるべきものやからね。。。

 どっちのケンミンショウ・・・っていう番組は、この地方のカラーを初めて番組化したことで、地方にスポットライトを当てた番組や。。。何でも東京の真似をすることが、素晴らしいこと・・・なんていうアホな新興宗教のようなトラウマに陥っている日本人に新しい気付きを与えてくれる・・・っていう意味では、貴重な存在やね。。。

 先日有ったM-1グランプリっていう、漫才師の日本一を決める番組も見ていたけど、ほんとに腹を抱えて笑うようなのは、一組も無かった。。。ほんま、あんなので、みんな笑えるのやろうか。。。お笑いに厳しい関西に来たら、全然笑いの取れないのやないのか・・・って思うのばっかりで、何か、空しかったね。。。それだけ、自分が年を取った証なのか、それとも、私がクスリとも笑えなかっただけなのか。。。漫才師が標準語を話してしたからなのか。。。私には分からないけれどね。。。