国家戦略局は両刃の剣やね・・・
9/9(水) 民主党の組閣人事が着々と進んでいるようやね。。。鳩山総理に、菅直人が副総理と、国家戦略局担当大臣。。。岡田さんが外務大臣か。。。手堅い布陣で、まずは国民から安心感を持って貰おうという配慮が伺える。。。
一番の敵は、やっぱり、官僚たちの反発をいかに抑えるか・・・かね。。。そいう意味では菅さんは適任かもね。。。官僚達と丁々発止で、やり合っていたイメージがあるし、厚労大臣経験もある・・・。うまく、丸め込まれない事だけが心配やけどね。。。
どちらにしても、国家戦略局っていう組織の意味合いが、民主党改革の本命になるのは間違いなさそうやね。。。自民党政権のときの、内閣官房とか、内閣府とかに似ているのやけど、大きな違いは、組織の中に、役人を入れてないことぐらいかね。。。役人主導ではなく、政治家主導で、物事を決めていく・・・ということなのやろうけど、本当にそんなにうまく出来るものなのか・・・その辺が少し心配やね。。。
まぁ、政府の改革って言ったら、お金の使い道をどう決めるか・・・っていう話になるのやけど、本当は、予算執行とかは、あくまで手段であって、目的ではないのやね。。。
例えば、日本を北欧型のとても社会福祉の充実した国にしましょう・・・って決めたとする。そのために、国民の医療費を全額国負担で、それにはこれだけの予算が要る。。。高校教育まで、子供の授業料を全額国が負担しましょうってなったら、これだけの予算が必要だ。。。てな、調子なのやね。。。
問題は、そんな福祉充実型の社会にしてしまったら、国民の税負担は増えて、法人からの税金もとても重いものになる。個人も法人も稼ぎの半分は貢がされる・・・そんな日本にすることに、本当に国民は了承したのか。。。って言われたら、そうではないと思うのやね。。。
政策っていのは、国民に「受け」狙い・・・でやってもうては困る。不公平感が増えたり、税負担が増えたり、社会への不満が増えたり。。。それには、いろいろな要素があるのやね。。。戦後、日本の驚異的な成長は、実は、日本が貧しかった・・・から、生まれた部分が多い。つまり、貧困は、成長へのバネになるのやね。。。
ところが、豊かになってしまった日本に、更なる成長を目指そうと、国民一人一人が心の底から思えるような、そんな「バネ」がなかなか無いものなのやね。。。人間っていうのは、有る程度の豊かさ・・・というぬるま湯・・・に浸ってしまうと、やる気や、競争力なんていうものに興味が無くなってしまって、保身と、利己主義に走ってしまう傾向があるのやね。。。
私は、政治の大きな仕事っていのは、国民に大きな夢と目標を与えること・・・っていうのが、有ると思うんや。。。これって、時代の節目を作るっていうか、100年後のこの国の目指すべき道を指し示すことなんやね。。。
例えば、日本は、100年後、どこよりも平和を愛して、どこよりも環境問題に先進的な、世界から尊敬されるような国になろう・・・っていう目標を決めたとする。。。そのためには、世界から貧困による餓死者を撲滅するためにがんばるとか、クリーンで、環境負荷が少ないエネルギーの開発とか、国連の常任理事国になるとか、多くの日本発の文化を発信出来る国になる・・・とか、そんな具体的な政策に、重点的に取り組むのやね。。。
ガソリンが要らない車。電気のコンセントが必要のないテレビ。手軽に海水を清潔な真水にできる技術。そんなので、今後の日本は食っていく。。。そんな未来が、見えないと、なかなか難しいのやろうね。。。
そして、もっと難しいのが、国民の重くなってしまったお尻をどう、叩くか。。。っていう問題なのやね。。。何やかんや言っても、日本は豊かや。。。でも、その豊かさが、どんどん、薄っぺらなものに、なりつつある。。。比較的若い世代の人たちの貯蓄率は下がり、しっかりため込んでいたはずの高齢者たちの貯蓄は、どんどん目減りして、失業率は上がり、特に65歳以上の人の職に就いていない人の比率は、どんどん高くなっている。。。
危機感は有るのやけど、歳だし身体が付いて来ん。。。悠々自適の年金生活も、実は、意外と夢の世界ではなくて、現実は、何かやっていないと、途方もないほどの不安にかられる。。。少ない蓄えを大事に大事に使うから、景気も上がらない。。。こんなジレンマに陥ってくるもの・・・なのやね。。。まさに、英国病の日本版。。。ニッポン病かね。。。
こんな閉塞感を打破させるのは、やっぱり、世の中の流れを変える・・・っていうことになる。。。高速1000円で、地方の都市の観光客がどんと増え、世の中の人たちが、お金を使ってくれると、景気も上がる。。。子供手当を一人26000円も、毎月、どーんと支給されたら、子だくさんの家計では、ものすごい購買力が上がる。。。国家戦略局っていうのは、言葉遊びだけやなくて、日本人のマインドを操作・・・って言ったら語弊があるけれど、未来の安心感を与えてくれるようなものやったら、人は安心してお金を使うと思うのやね。。。
逆に、多くの権力が国家戦略局に一極集中するから、有る意味、ファッショ・・・になる危険性もある。何でもかんでも菅直人さんのお許しがないと国のお金が一切使えない・・・っていう制度を、作ってしまうことは、チェックをする人にとても大きな権限が集中し過ぎてしまう帰来があるのやね。。。これに気をつけないとアカン。。。
今回、民主党がやろうとしている、やり方は、国のやっている仕事を、どうしても国がやるべき仕事・・・とか、民間に任せて良い仕事・・・とか、国がやる必要のない仕事とか、地方がやるべき仕事とかに、色分けする作業から入っている。
これは、確かに効率的で、今までの多くが丸投げされてきたことを、止めさせるためには、とても大事な作業になってくる。ただ、これを誰が判断するのか。。。誰が百戦錬磨の役人さんたちに、本当に無駄な仕事である・・ということを、納得させられるのか・・・っていうところがポイントになつてくるのやね。。。若い民主党議員さんたちが、これの担当になって、官僚達と対等にやり合っていけるものか。。。ここが見物やね。。。
私は、橋下大阪府知事が、いろいろなことを記者に公開させて、職員とのやりとりまで、テレビ撮影を許可するというやり方。。。これ、けっこう効果的や・・・と思うのやね。。。国民を身方に付けておくために。。。今まで省庁の中での事なんか、まさに密室で決まってきたことばっかり。。。田中真紀子が伏魔殿とまで言い放った官僚達の牙城は、そう簡単に崩せるものやないからね。。。官僚達は抵抗するやろうけど。。。
官僚さんたちには、もう今までのやり方は通じませんよ。。。世の中、こう変わったのやから。。。って思わせることも大事や。。。
鳩山さんが国連で演説する時の原稿は、今までやったら、外務省の職員さんが徹夜してこさえてきた。これをいきなり鳩山氏は拒否。。。自分でこさえると・・・。今まで外務省では当たり前やったことが、今度は当たり前ではなくなった。。。いや、今までやってきたことが、間違いやった。。。そこまで踏み込まないと、何にも出来ひんわなぁ。。。ええぞ、ええぞ。。。その調子。。。