ボロ儲けしてきた旧道路公団に鉄槌を! | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

ボロ儲けしてきた旧道路公団に鉄槌を!

8/25(火) 選挙まであと4日。長かった選挙戦も、あと少し。。。いよいよ、日本史上初の、選挙による政権交代が実現するカウントダウン。。。といったところかね。。。

 さて、本格的な二大政党時代の幕開け・・・となると、今までの行政のやり方のルールを少しは、手を加えないといけなくなる・・・のやね。。。今までは、一つの政党が、未来永劫、ずっと続けて政権担当をする・・・というような、大前提で、物事が決まっていたのやけれど、今度は政権担当政党が、変わるというのが前提になる。。。

 つまり、これからは、行政府は、いつ政権が交代しても良いような体制が求められる訳であって、これは、概ね、その衆議院の議員さんたちの任期の範囲内で。。。という指針が相応しいものになる。。。つまり4年やね。。。このことは、4年以上先の計画っていうのは、実質問題として、組み得ない・・・ということを意味しているのやね。。。

 ここで、明らかになるのが、今までのやり方の矛盾点なのである。。。例えば高速道路である。今までの自民党政権は、将来の高速道路から受け取る収入を当てにして、どんどん高速道路を造ってきた。。。ところが、今度、民主党がマニュフェストとして掲げている首都高速、阪神高速をのぞく、高速道路の無料化が実現すると、この収入の道が絶たれる。。。のやね。。。

 つまり、莫大な借金をした自民党政権は、この責任を取ることなく、民主党にこのツケを回してええのか・・・という議論になるのやね。。。逆に言えば、今までの自民党のやってきた、4年以上先までに返済が完了しない公共事業のやり方・・・というのが、本当なら、越権行為として非難される話になると思うんや。。。

 これは、料金プール制という、屁理屈をこね回して、交通量の多い地域の高速利用者が、熊しか通らないような道を造るための費用を、延々と支払い続けてきた・・・という、馬鹿げたやり方が、もう今の時代には通用しなくなっている・・・という事も指すことになるのやね。。。

 つまり、先の展望もなく、無意味な公共工事を続けてきたツケを誰が払うか・・・という話なんや。。。本来、道路っていうものは、人が通るにせよ、車やバイクが通るにせよ、国が税金で作るもの・・・っていうのが、世界の常識なんやね。。。税金の使い道としては最も正しい・・・もののひとつや。。。

ただ、その道路をどこに整備するか、その優先順位や、必要度を、本来の利用者の効率や、出来うる限り、たくさんの人たちが利便性を高められる・・・という、尺度や、社会的意義ではなく、役人たちや、政治家たちの、利権として、利用されてきたことが、そもそもの間違いの元になっとるのやね。。。

中央から、どんだけ多くの予算を引っ張ってきたか・・・という議員さんが、地方では、地元貢献度が高い良い代議士や・・・という、昔ながらのやり方。。。こんな田舎モンの発想に、いつまでも日本の政治が左右されとるから、三流やと言われるのやね。。。。

ほな、具体的に、今までの道路の借金は、どうしたらええか・・・や。。。自民党や、当時の役人たちが、この膨大な借金を支払ってくれたらええのやけど、そんなの、よう、払わんやろ。。。払えんくせに、何でここまでした・・・と批判するのもええけど、結局、われわれの税金で・・・返済する・・・ということになるのやね。。。

本来、高速道路は償却が終わった時点で、随時、無料にするという約束の下、高い利用料金をこの30年も40年も支払い続けてきたのやね。。。この約束が反故にされてきたのを、今度やっと、守られるだけのことなんや。。。道を通るだけに、なぜ日本人はこんなにお金を支払うのか・・・と、外国の人は、日本に来たら驚いていたやんか。。。それが国内物流のコスト高に直結していて、日本製の製品の国際競争力の低下をもたらしていた愚策やということを、早く気づかないとアカンわなぁ。。。

料金所にいる何万人もの、料金収受員の雇用をどうするか・・・なんて、逆ギレしよるヤツもおるけど、そんなの、公団みたいな、本来、国民の資産で商売しとおるような奴らのこと。何で国民が心配してあげないとアカンのや。。。本末転倒やで。。。甘えるのも、ええかげんにしてほしいわ。。。

今では、形だけ民間会社のようになっておるけど、昔の道路公団の役人さんたちは、自分たちの仕事を拡げるだけ拡げて来て、自分たちの仲間を増やすだけ増やしてきて、ボロ儲け口をどんどん増やしてきて、せんど、高い給料を我々の払った高速料金から、ガバッと、取っておいて、その残りで、ちょろっと借金を返す・・・なんていう、阿漕な商売を続けてきよったんやね。。。まさに、人のふんどしで相撲を取るような話やんか。。。

高速道路の整備や、保守点検も、税金でやったらよろしい。。。民間会社に管理させるより、地方自治体が自分の責任において、やったらよろしい。。。昔ながらの利権を手放せるには、それしか無いからね。。。

日本には、いま、制度疲労のような、垢が貯まりまくっている・・・。無駄やと判っていること、なんにも、高い給料の公務員さんたちが、やってもらわんでもいいことだらけ・・・って言っても良い。。。何年かに一度、政権交代をして、こんな垢を落とすような作業を、やらんと、日本の役人さんたちは、コレでよいと勘違いしている。。。

役人さんたちの既得権益を手放させるのには、政権交代でだけは多分無理やろう。。。私は国は財務省と外務省・国防省以外の全部の仕事は、道州政府に権限委譲をすべきやと本気で思っておる。。。霞ヶ関を解体して、国が集めたお金は人口比で9割以上は地方に行くようにする。。。これで権限が分散されて、美味しい仕事が分散されて、効率化かせ進むと思うのやね。。。

その地方分権という大ナタを、少なくとも4年以内に実現する・・・。これが民主党政権に望みたいことやね。。。