官僚たちの夏は、時代錯誤ドラマやで。。。
8/11(火) 本日から15日までバカンスで、バリ島に行ってます。本当は朝からCT検査が予約してあったのですが、行きの飛行機が夜便なので、何とか間に合うやろう・・・という読みです。従って、これから数日間のブログは、まぁ、いつもですが、前もって書いておいたものです。タイムリーさに欠ける点、お許し下さい。。。
さて、この夏、TBS系列で日曜日やったかな・・・「官僚たちの夏」というドラマが放映されている。戦後、敗戦国日本を、高度経済成長まで進めてきた高級官僚たちのお話で、あくまで城山三郎氏のフィクションなのだけど、官僚主導で、日本経済は発展してきた。特に通算官僚は、がんばって来た・・・っていうイメージ作りには、ぴったりの内容である。
確かにこの物語のように、日本は戦後、優秀な人材を集めて、ピラミッド型の官僚組織を構築してきた。この人たちの中には、日本の繁栄は、我々の手によるところである。。。という自負のある人たちも多いのやろうね。。。
でも、現実は、民間の企業の踏ん張りと、企業努力が、良かっただけ・・・。官僚たちは、自動車産業の育成になんか、反対していたやつらもいた。。。なんていう恨み節が本田宗一郎の自伝なんかに出てくるから、あくまで、フィクション。。。と、醒めた目で見るべきなのやろう。。。
それにしても、これだけ役人天国や、官僚主導型政治の終わりを、目指そうとしているこの夏に、なんで、こんな、官僚を絶賛して、ヨイショするような内容のドラマをTBSはぶつけて来たのやろう。。。天下りが禁止されそうな雲行きになっている、霞ヶ関の官僚達が仕組んだのか、日本の官僚制度にすり寄ろうとする局側の姿勢が、このドラマをこの、選挙の夏に、わざわざ、ぶつけてきた理由が何なのかね。。。。時代錯誤的なものを感じるのは、私だけなのやろうか。。。
官僚制度の頂点の頂点は、もともと、旧大蔵省のほんの一握りの人たちや。。この人たちは、東大法科出身者に限られて、官僚の中の官僚と呼ばれる。。。この人たちを頂点にして、日本の高級官僚、いわいるキャリアの世界は組み立てられていて、この人たちが、実際に政策を立案し、代議士の先生たちに、いろいろと、吹き込んで、操り人形にして、いろいろなことを実際に動かしてきた・・・と言われている。
国家予算のすべてを牛耳っていたのやから、そんな巨大な権力もあったのやろう。。。優秀な官僚たちは、日本という国家観をしっかり持っていて、この国行く末を一番案じていた・・・というのも、あながち嘘でも、ないと思うのやね。。。
ただ、今の官僚達に、その時分の人たちの志の、微塵も感じられなくなっている昨今、自らの保身と、天下り先での収入と地位の確保にばかり精を出すような現状を考えたら、日本は、変わってしまった。。。と、根っから感じてしまうのも、また事実なんやね。。。
国家が、官僚達に大きな権限を与えすぎてしまって、まるで、巧妙に偽装されてはいるけれど、現実問題として、国家予算を自由に差配する権原を未だにけっして離していないという、大問題があると、思うのやね。。。
役人たちは、自らの省庁が、決して無くならないように、必死で組織を大きくし、国民にとって無くてはならないように、感じされるのに躍起になってきた。。。戦後60年間、こんなことばっかりやってきたから、今の役所は、ものすごい高コスト体質になってしまっていて、政権交代で、政権政党が変わっても、おいそれ触れないように、してしまっているのやね。。。これは、大きな問題やで。。。
仮に地方への、完全分権を4年後にします。という公約の政党が選挙で勝って、比較第一党になったとする。国に残すのは、財務省と、防衛省と、外務省だけ・・・。他の省庁は、全部、各州に分権します・・・となる。。。と、どうなるのやろう。。。
こうなったら、恐らく、今の霞ヶ関の9割は、土地建物が要らなくなるのやね。。。つまり、本来、いつ組織変更があっても良いように、フレキシブルな体制にしておくべきやったのに、どんどん立派な建物と多くの人で巨大組織を作ってしまっているから、つぶせるモノならつぶしてみろ。。。という態度が、今の官僚達・・・。こんな姿が見え隠れしている・・・とも言えるのやね。。。
もう日本は、官僚たちが産業振興して、必死に主導していくような国ではなく、各企業が切磋琢磨して世界で活躍していくような姿が理想となる時代を迎えている。それなのに、未だにエコカー減税やETC割引らで、自動車業界だけを保護するようなことをやる。。。エコポイント制度と称して、一部の大手家電メーカーだけ、儲けさせるための政策を平気でやる。。。それも、国民の税金で、借金までして。。。
役人さんたちが、出シャバつて来ると、公平さが歪められて、逆に不平等を大きくしてないか・・・。必要以上の景気対策で、恐ろしい無駄遣いがいつまででも続いている。政府が少々、金を使っても、景気を左右させられるほど、日本経済は実は小さくない。。。つまり、財政出動には、実は、「義」が無い・・・とも言えるのやね。。。
本当に、現実をしっかり見て、間違った政策をせんようにする超優秀な官僚さんたちは、やっぱり必要というのも、言える。。。ただ、その人たちの地位と透明性をどうして担保していったらいいのか。。。本当の意味での、「官僚たちの夏の大改革」は、まだ始まったばかりなのかもね。。。